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「世界遺産・知床でスマホが使える」の舞台裏。厳冬期の通信エリア対策に密着してきた!

2005年、日本で初めて世界自然遺産に登録された「知床」。ヒグマやエゾシカが暮らす原生林、オホーツク海に浮かぶ流氷といった雄大で荘厳な景観は見る者を魅了してやまず、この地を訪れる人は年間200万人以上と言われている。

知床は世界遺産であるとともに国立公園にも指定されており、景観への配慮や電源が確保できないといった様々な事情から、携帯電話の基地局を建てることができない。そのため、知床のなかでも特に観光客から人気の高い知床五湖において、携帯電話やスマートフォンがつながりづらい状況が続いていた。

KDDIはその状況の改善を図るため、2016年2月、知床五湖およびその周辺に電波を届けるための新たな基地局の建設工事を行った。その模様をレポートしよう。

北海道の東北端に位置する知床。手つかずの自然を今に残し、希少な野生動物が数多く生息することから”日本最後の秘境”とも言われる

厳冬期の知床は一面銀世界。気温は-10℃!

取材班は東京の羽田空港から北海道の女満別(めまんべつ)空港へ飛び、知床観光の玄関口として知られるウトロという地に向かう。空港から現地まで、クルマで約2時間の道のりだ。

深い雪に覆われた知床・ウトロ

2月の北海道は言うまでもなく厳冬期である。この日の知床地方にも雪が降っており、時折強く吹雪くことも。気温は-10℃。外に出ると耳が千切れそうなほど寒い。

このような雪深い地で、しかも吹雪いているなか、工事などできるのだろうか? そもそも、なぜこんな時期に工事を行うのか? そんな疑問が頭をかすめる。

基地局建設工事の当日、猛吹雪に見舞われる

今回、基地局を建てる場所は、ウトロの中心部からクルマで15分ほど離れた小高い丘にあるという。そこへ向かってさらにクルマを走らせると、雪はどんどん深くなっていく。

降雪があるうえに路面が凍結しているため、クルマの運転は細心の注意が必要

東京では見られない除雪車の姿も

「世界遺産・知床でスマホが使える」の舞台裏。厳冬期の通信エリア対策に密着してきた! 「世界遺産・知床でスマホが使える」の舞台裏。厳冬期の通信エリア対策に密着してきた! エゾシカやキタキツネといった野生動物に出くわすことも、知床では珍しいことではない
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