体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

マイナス金利時代の住宅ローン[1] 変動と固定、結局どれだけ違うの?

マイナス金利時代の住宅ローン[1]変動と固定、結局どれだけ違うの?

日銀がマイナス金利政策を導入して以来、住宅ローン金利が低下してきている。まさか住宅ローン金利までマイナスになることはないと思うが、これだけ低金利だと金利選びもこれまでの常識が通用しなくなりそうだ。

マイナス金利導入で固定型金利が大きくダウン

住宅ローン金利は今年に入ってまず変動型が引き下げられ、都市銀行の適用金利が0.6%台となった。これは銀行間の金利競争によるものだが、その後に日銀がマイナス金利導入を発表すると、固定期間が長めの金利が低下。10年固定型は3月に都市銀行が0.8%で並び、信託銀行は変動型より低い0.5%台を打ち出した。さらに固定型のフラット35金利も3カ月連続で下がり、3月の最低金利(返済期間21年以上、融資率9割以下)が1.25%と過去最低を更新している。【図1】住宅ローン金利の推移(オイコス調べ)

【図1】住宅ローン金利の推移(オイコス調べ)

金利引き下げの動きはここ数年ずっと続いているが、特に最近は固定型や10年固定型の低下が大きい。2年前の2014年1月時点では固定型と変動型の金利差は1%以上、10年固定型と変動型では0.7%以上あった。だが現在では固定型と変動型が0.6%強、10年固定型と変動型では0.2%もない。

固定型と変動型の差額を貯蓄しても効果は小さい!?

2年前のように固定型と変動型で1%以上の金利差があると、「固定型で借りるつもりで住宅ローンを組み、実際に借りるときは変動型で」という借り方がオススメだった。低金利の変動型で借りると返済額が軽くなるので、浮いた分を貯蓄して繰り上げ返済すれば、金利上昇のリスクも抑えられるという寸法だ。

だが、固定型の金利低下でこうした組み方の効果が小さくなってしまった。例えば3000万円を35年返済で借りた場合、変動型の場合(金利0.625%)の毎月返済額は7万9544円で、フラット35の場合(金利1.25%)は8万8225円なので、その差は9000円弱だ。この差額を貯蓄したとして、5年間で52万円ほどしか貯まらない。この程度の差であれば、最初から金利上昇リスクのないフラット35を借りたほうが手間をはぶけると考える人も少なくないだろう。

ちなみに10年固定型(金利0.8%)だと変動型との差はさらに小さく、毎月2400円ほどしかない。ただし都市銀行では11年目以降の金利引き下げ幅が縮小されるタイプが多い。11年目からも10年固定型で借り続けた場合、店頭金利が上がらなくても11年目からの適用金利が上がり、フラット35より高くなるので注意しよう。下の例では毎月返済額が9万円台にアップする。【図2】金利タイプによる返済額の比較(筆者作成)
1 2 3次のページ
SUUMOジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会