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女性のひとり暮らしは寂しい……いや、意外と楽しめるものらしい

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 さまざまな理由から、年々増加する女性の単身世帯。女性のひとり暮らしは、寂しい、孤独、不安というネガティブな面だけでなく、自分なりのライフスタイルを満喫し、自由な時間を過ごすことができるというポジティブな面もあります。

 本書『女ひとりの楽しい暮らし方』では、料理研究家の平野由希子さん、フードコーディネーターの谷島せい子さん、漫画家・イラストレーターの小波田えまさん、グラフィック&プロダクトデザイナーの容子ルイスさん、生活研究家の阿部絢子さん、作家・トルコ研究家の澁澤幸子さん、美容家の佐伯チズさんという、ひとり暮らしの女性7人に焦点を当て、食や住まい、交友関係をはじめ、日々どのような生活を送っているのか、豊富な写真と共にその暮らしぶりが紹介されていきます。

 たとえば暮らしの基本となる食事。自分ひとりだからと投げやりになってしまうのではなく、7人はそれぞれ食にもこだわっています。そしてそこには、ひとり暮らしならではの工夫が。

 谷島せい子さんは、食生活に豊かさと手軽さを与えてくれる保存食を有効に活用しているそう。干し野菜の金山寺みそ漬、りんごジャム、ポン酢しょうゆ、バニラビーンズのウィスキー漬、アンチョビーにんにくのオリーブオイル漬、梅干しのメープル漬など、数十種類もの保存食を詰めたガラス瓶が棚には並んでいます。これらの瓶があれば、食事の際1、2品簡単に増やすことができ、楽しく食事をすることにも繋がるのだと谷島さんはいいます。

「ひとりでパパッと食べたら、数分で終わっちゃうでしょう? それじゃ寂しいから、簡単なものでも皿数を多くして、お酒もいただきながら、ね。楽しく食べることが健康にもつながるから」(本書より)

 何かもう1品欲しいと思ったとき、阿部絢子さんは乾物類を利用。ひじきや切り干し大根のほか、切り干したけのこ、切り干しごぼうなどの乾物類は、欲しい分だけ戻すことができるため、汁ものやサラダに加えたりと応用がきく、ひとり暮らしに最適な万能食品なのだそうです。
 
 本書で紹介される7人に共通するのは、いずれも毎日が充実し、自らのペースの生活を楽しんでいるということ。澁澤幸子さんは次のようにいいます。

「人生の途中で、心ならずもひとり暮らしになった方は、当初は孤独感に悩まされるかもしれませんが、みなさん、必ず見事に立ちなおります。心身ともに健康な人間は、時間がたてば、立ちなおれるようにできているのです。そもそも孤独感とは、拒否すべきものでしょうか。ひとり暮らしだからこそ味わえる孤独を思いっきり堪能したらどうでしょうか」(本書より)

 時折訪れる孤独にも勝る、ひとり暮らしならではの魅力、喜びとは何か。7人の暮らしぶりから、そのヒントが伝わってくるかもしれません。

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