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「もう、クロアチアに住んだら?」 勉強したことは必ず役に立つ

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トゥジマンの生家。Photo credit: https://www.compathy.net/tripnotes/20699#episode-195738

こんにちは、Compathy Magazineライターの新田浩之です。

私の旅のスタイルは基本的に、ホステルに泊まることが多いです。旅費を抑える目的もありますが、ホステルのスタッフとの交流を楽しむ意味合いもあります。今回はホステルのスタッフとの交流の様子を詳しく紹介したいと思います。

「あなた、トゥジマンを知ってるの?」

橋で有名なボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルから急遽、クロアチアのドブロブニクへ向かいました。5年前のクロアチア旅行で主要都市は訪れたのですが、ドブロブニクだけ抜けていたので、今回はぜひ訪れたいと思ったからです。モスタルから、バスで走ること3時間。サンサンと太陽が照るリゾート地、クロアチアのドブロブニクに着きました。市内バスに乗り、ようやくドブロブニクのホステルに到着。

扉を開けると、狭いスタッフスペースにクロアチア人の男性と女性がいました。とりあえずチェックインを済ませ、荷物を部屋まで持って行き、ドブロブニクの地図を入手するために再びスタッフスペースへ。そこで、何気なしにこう言ってみたのです。

「私は日本の大学でクロアチアの歴史、特にフラーニョ・トゥジマン(クロアチア初代大統領:1922年~1999年)のことをやっていました」

すると女性スタッフが驚きの表情で「トゥジマン! あなた、トゥジマンを知ってるの? 後でいろいろと話しましょう」と、興奮気味に言いました。その場ではとりあえずドブロブニクの地図をもらい、旧市街を簡単に散策。その後、夕食を食べ、早々と再びホステルへ戻りました。

戻ると、さっそく先ほどの女性スタッフとトゥジマンの話になりました。トゥジマンはクロアチアを独立に導いた「英雄」ですが、「民族主義者、権威主義者」として批判された政治家でもあります。ともあれ一般的には、トゥジマンがクロアチアでは英雄だと思われていることは間違いありません。

まずはトゥジマンの政治スタイル、彼にまつわる笑い話から始まりました。私が5年前にトゥジマンのお墓と生家を訪れたことを伝えると、大笑いされ「あなた、トゥジマン博士ね!」と言われました。日本で例えると、外国人観光客が田中角栄の生家とお墓に行くようなものなのでしょう。一日目の夜は「トゥジマン」の話一色で終わりました。

筆者撮影

「もう、クロアチアに住んだら?」

二日目の夜は、旧ユーゴスラビア時代と旧ユーゴのカリスマリーダー、チトーについての話で盛り上がりました。近くで観光会社を経営している方も加わり、私がセルビアで買った「チトーの料理本」を見ながら、「チトーは素晴らしい政治家だ」とみんなで語ります。この経験を通して、いかに旧ユーゴでチトーが愛されているか、よくわかりました。そして話はクロアチア現代史のまじめな話に。大学院以来、久しぶりにこの話をしたので、懐かしい気分になりました。最後には、スタッフから「もう、クロアチアに住んだら? ビザを取得するのも簡単でしょ。ここでガイドをやれば大丈夫」と言われるほど、仲良くなれました。

Photo credit: https://www.compathy.net/tripnotes/18398#episode-159869

大学で一生懸命勉強したことは必ず役に立つ

三日目はモンテネグロへ向かうために、ドブロブニクを離れました。個人的には学生時代に勉強したことを久しぶりに話せて、とても楽しかったです。学生時代には、よく「何でクロアチアのことをやっているの」とか「それやって、役に立つの」と言われました。しかし今、私は声を大にして言いたいのです。

「勉強したことが話題のきっかけになり、クロアチアの人と友人になれた。これで、クロアチアで住むことになったら、大いに勉強していることが役に立ったじゃないか」と。 

ライター:新田浩之
Photo by: https://www.compathy.net/tripnotes/18398#episode-159869

Compathyでクロアチアの旅行記を見ましょう

*Kaori Suzuki「Dubrovnik, Croatia / クロアチア-ドブロヴニクの絶景を満喫する旅
*トモテラ「ダルマチア旅行

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