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子供ができたのに、彼が認知しない!どうすればいい?

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Q.

 未婚で懐妊しました。交際していた彼は、100%自分の子供であることは承知しているのに、認知してくれるように頼んでも、認知してくれません。
 強制認知という制度があるといっても、全く認知する気はないとの一点張りです。
 このような場合、認知の手続等はどのように行えばよいのでしょうか?(ちなみに、現在の彼の住所等はわかりません。)
 もしDNA鑑定というようなことになった場合、その費用は私の方が払わなければいけないのでしょうか?
 また、子供が生まれて2年が経っているのですが、認知後の養育費などはどのように決めるのでしょうか?
 こうした手続は弁護士に依頼できるのですか?

(20代:女性)

A.

 はじめに、認知について考えていきましょう。方法としては任意認知、強制認知、審判認知というものがあります。
 今回のケースですと、男性側が認知しないため、最初の任意認知は難しいでしょう。そのため、強制認知、もしくは審判認知の方法ととるしかありません。

 審判認知を行うためには家庭裁判所に対し、調停申し立てを行う必要があります。
 ここで双方の合意があった場合にのみ、審判認知は成立します。家庭裁判所には男性・女性の両方が出席しなくてはいけませんので、男性が出頭してくれないのであれば成立しません。住所がわからなければ男性を裁判所に呼ぶことはできないでしょう。
 そのため、今回のケースでは強制認知という方法を用いる他ありません。

 強制認知を行う場合は、はじめに家庭裁判所に対して認知の訴えを提起することが必要です。この際の、被告は男性で、ご相談者様は子供の法定代理人ということになります。
 また、訴え提起の際には「男性の住所が不明である」ということを書いた書面および、公示送達の申立書の添付が必要です。裁判所はこの書面を審査し、家事事件手続法257条2項但書によって調停前置主義が適用されないことを確認します。
 そして、男性の住所等は判明しないことを理由に、男性に対して訴えが提起されたことを知らせる書面を裁判所に掲示します。一定期間経った時点で、訴状が送達されたとみなされ、裁判が開始されます。

 ただし、公示送達を用いた訴状の送達の場合は、被告がその内容について認めた、という効力を持ちません。
 そのため、相談者様ご自身が、被告が子供の父親であることを主張立証する必要があります。

 しかしながら、男性が出頭していないわけですから、この立証はかなり難しいと言えます。
 たとえば男性の親類にDNA鑑定を行い、子供のDNAと照らし合わせる、といった方法が考えられるでしょう。しかし、もしも男性の親類が鑑定に応じてくれない場合は、他に方法がありません。
 また、親類がDNA鑑定を拒否したことによって、裁判が有利に進むといったことも考えにくいでしょう。

 なお、もしも男性の親類が鑑定に応じてくれるという場合には、訴え提起と一緒に鑑定申し立ても行いましょう。ただし、この費用についてはご相談者様持ちとなります。男性がいない以上は、仕方がありません。
 なお、裁判で勝訴となり、強制認知が成立した場合には、男性に対し養育費の請求ができます。こうした金額は算定基準が決まっていますから、年収などを考慮されたうえで定められます。

 以上が強制認知までの流れになりますが、これをご相談者様自身ですべて行うのは少しハードルが高いかもしれません。
 行方不明の意見書や公示送達・鑑定の申し立てなど、複雑な要件も多いため、慣れてないと時間も手間をかかってしまうでしょう。
 可能であれば、専門の弁護士に依頼されることをお勧めいたします。

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