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座らされた二宮金次郎像 寄贈した団体代表の見解は?

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 二宮金次郎(尊徳)像といえば、薪を背負い歩きながら読書をする姿だろう。江戸時代後期の思想家である金次郎は14歳で父親を亡くすと、家族を養うために働き、仕事の道中に歩きながら読書し勉学に励んだ。金次郎像が「勤労」「勤勉」のシンボルとして、全国各地の小学校に設置された由縁である。

 ところが、3月1日、金次郎終焉の地である栃木県日光市の南原小学校でお披露目されたのは、切り株の上にドッカリ腰を下ろし“座り読み”する座像だった。同校の関孝和校長がいう。

「評判は上々です。子供たちは像に挨拶をしたり、拝んだりしています。金次郎が唱えた報徳思想の普及や啓発をする団体から寄贈されたものですが、“なぜ座っているのか”については、当校は関知しておりません」

“座り読みしている金次郎”に対して、ネットでは「仕事をサボって読書してるだけじゃん」「本屋で、こんな迷惑な子供いるよね」という書き込みもあった。像を寄贈した「報徳道研修いまいち一円会」代表の八木沢利夫氏に聞いた。

「歩きスマホに代表されるように、“ながら行動”の危険性が指摘される時代に、立像にこだわる必要はないという判断で作りました。二宮先生は少年時代、柴刈りのために片道数キロの山道を毎日往復していたんです。重たい薪を背負っていたのだから、当然、途中で休憩を挟むでしょう。しかし、その間も先生は読書をしていた。立っても座っても先生は勉強をしていたのです」

 新・金次郎像が小学生たちの「ながら行動」撲滅に一役買うか──。

※週刊ポスト2016年3月25日・4月1日号

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