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母の連れ子が法要代を払わず困っています

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Q.

 昨年、母が交通事故でなくなりました。父と母の間の子供は私1人ですが、母には父と一緒になる前に産んだ連れ子が3人います(母の子は合計4人)。父は文句もいわず、連れ子の3人も育てました。
 ですが、20年ほど3人は実家にも来ず、母の葬儀や法要にも来ず、香典、お花もありませんでした。腹が立ちましたが、相続については法定通りに分割しました。しかし、葬儀代金などは協議しましたが1円も負担してもらえませんでした。
 法律がないのもわかりますが、今後の法要代など、調停で請求しても意味ないでしょうか?相手3人は弁護士も立てていて直接協議できません。3人の弁護士さんを通して話しましたが、1円も払わないと答えがありました。

(30代:女性)

A.

 ご指摘のように、法要代などの費用負担について法律で明確な規定がありません。位牌やお墓などを誰が「相続」するか、という部分について祭祀主宰者が相続する(民法897条1項)ということが規定されるに留まり、葬儀費用や、その後の法要費などを誰が負担するべきかについては法文において触れていません。

 参考となる裁判例でも、(これは葬儀の事例ではありますが)実際に葬儀を執り行った「喪主」が負担するべき、という判断がある(東京地判昭和61年1月28日)一方、民法897条で決まる祭祀主宰者が負担すべきとする裁判例もあります(最判平成1年7月18日)。
 ただ、これはあくまで「亡くなられた方のために行った葬儀代の負担」についての判断です。

 ご相談の事例では、「これから生じる法要代」を負担させたいというものです。
 法律上明確な規定がない上に、参考になる裁判例もない点が悩ましいところです。

 方法としては、ご指摘頂いているような調停を活用して、相手方に払ってもらうように合意形成を図っていくということはありえます。
 ただ、交渉が決裂した場合、訴訟手続に移行します。

 こうなると、将来生じる債権についての負担を求めるというのは民事訴訟において請求しづらいものであるため(基本的に、既に確定している債権を支払ってくれないから支払えと言って争うのが民事訴訟です)、敗訴の可能性すらあります。

 相手方である連れ子の3人は、代理人として弁護士を立てている状態であれば、こうした点を見越して「支払いを突っぱねるのが有効だ」と考えているのではないかと考えられます。

 正直に申し上げて分が悪い状態です。やりきれない気持ちは十分に理解できますが、他の相続人をあてにせずに、ご相談者様ができる範囲で法要を執り行うというのが良いのではないかと思います。
 争うよりも、誠心誠意供養してあげることが、お母様のためになるのではないかと考えます。

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母の連れ子が法要代を払わず困っています

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