どの食感が好み? 切り方で変わるじゃがいも料理
ゆでてマッシュすればポテトサラダに、炒めるとホクホク食感に、薄くスライスして揚げればパリッとこうばしいポテトチップに。数ある野菜の中でも、じゃがいもほど形状が変えやすく、バリエーションがつけやすい野菜もそうそうありません。最近では種類も豊富になりました。煮崩れさせたくない料理にはでんぷん質の少ないメークインやインカのめざめ、逆にホクホクさせたい粉ふきいもやマッシュポテトにはでんぷん質の多いキタアカリや男爵、といった具合に使い分けている人も多いでしょう。
ですが、実は切り方ひとつを変えるだけでも、じゃがいもの食感や味は大きく変わってくることをご存知ですか?
厚い「角切り」でホクホク食感を楽しむ
皮をむいたじゃがいもを1.5~2cm幅の輪切りにし、さらに1枚を横半分に切って端から同じ幅の角切りにすると、じゃがいも本来の甘さとホクホクの食感が楽しめます。炒めると特有のこうばしい香りが出るため旨味もアップ。玉ねぎやウインナーと一緒にスペイン風オムレツの具材にしたりすると、ホクホクした食感がアクセントになってくれます。
さっぱり食べたいなら「半切り」
皮をむいたじゃがいもを縦半分に切り、さらにそれぞれを端から5mm幅の「半月切り」にすると、甘みが抑えられてさっぱりした味わいに。厚みがないぶん、ホクホクした食感にはならないのでさっぱりしたおいしさが味わえます。和え物、炒めもの、ピクルスなどにおすすめ。
皮付きの「細切り」で香りよく
皮付きのまま5mm厚さの輪切りにし、さらに2~3枚ずつ重ねて5mm幅の細切りにすると、早く火が通り、甘みが出すぎないというメリットがあります。皮付きのまま使うことで香りも際立つので、油料理とも好相性。こってり濃厚なクリームグラタンや、かき揚げや肉巻きなどの具にするなど、パンチのあるメニューにアレンジして楽しんでください。
参考文献:『「切り方」ひとつでいつもの料理がもっとおいしくなるレシピ』 小田真規子 扶桑社 『料理のコツ解剖図鑑』 豊満美峰子 サンクチュアリ出版
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