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AIアルファ碁に2連敗で囲碁界騒然

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将棋界では、プロ棋士とコンピューターソフトが戦う「電王戦」が2012年から行われ、第1回、第2回、第3回大会で、コンピューター側が勝利。「コンピューター強し」は証明済みだが、将棋より遥かにレベルが劣るとされていたコンピューター囲碁ソフトに、世界最強レベルのプロ棋士が敗れ、衝撃が走っている。

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この対戦は、グーグル傘下のディープマインド社が開発した「AlphaGO」と、世界トップクラスの実力を持つ韓国のイ・セドル九段によるもの。対戦は1億円の賞金を掛けて5番勝負で行われ、その第1局はYouTubeで生中継された。

囲碁は将棋よりも局面の変化が多いため、囲碁ソフトの棋力はほんの数年前までアマの高段者レベルだった。今年1月にアルファ碁はヨーロッパチャンピオンに完勝したが、イ・セドルは囲碁の世界的強国・韓国でトップに立った経験を持つ“世界最強”の棋士。しかし結果は、3月9日の第1局、翌10日に行われた第2局ともAlphaGoが勝ち、勝利にリーチをかけている。人間チームは早くも後が無くなっている。

衝撃的な結果は、囲碁関係者に大きなショックを与えたようだ。第1局終了後には、高尾紳路九段が、

「AlphaGoに悪そうな手が多かったので、李世ドル九段が優勢に見えましたが、実はそうでもなかった。『悪そうな手』でも、『悪い手』ではないんですね。その影響からか、李世ドル九段が形勢を楽観していたようにも見えます」

と、ブログに綴ったほか、第2局終了後には、

「今日の負け方は昨日以上に強烈だ。超えられたと認めざるを得ない」(三村智保九段)
「1局目は若干の油断があったのではと淡い期待をしていましたがとんでもない話でした。序盤は強そうに見えないのですが、中盤から終盤はとてつもなく強く感じます。囲碁で布石はそれほど大事ではないのかと疑心暗鬼になっています」(高梨聖健八段)

など、プロ棋士が次々と悲壮なツイートを発信。あまりに強すぎる人工知能の力に、ネットユーザーからは、

「alphaGOの勝利が人類の歴史を変えることになるかもしれない」
「Alphagoの件だけど、AIが進化しすぎると人類に害があるという説を信じるよ」
「えげつないな。人が作ったプログラムなのに誰も勝てない。AIが人類の天敵になる日は近い」
「人工知能って完成したらやばくね? 人類負けるじゃん」

といった声もあがっており、囲碁界だけでなく“人間界”に与えた衝撃は計り知れなかったようだ。
(金子則男)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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