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停電の夜。ママになる彼女とお腹の子が不安にならないように、未来の話をし続けた

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今の妻と結婚する前の同棲していた頃の話です。

私は栃木の某携帯ショップの代理店で事務の仕事をしており、妻は地元を離れ私の部屋に来たばかりでまだ仕事を探している最中。

そんな中で彼女の妊娠が発覚し、結婚を決意した矢先の事でした。

2011年3月11日東日本大震災。

あの日、私は仕事をしており、彼女は私の部屋でテレビを見ていました。

展示している携帯や、スタッフの携帯の緊急地震アラームが一斉に鳴りだしたと同時に、地面が大きく揺れだしました。

まずお客様を店外に誘導し揺れが収まるのを待ちました。

周囲一帯は停電し断水になってしまい、たまらず彼女のことが心配になり何度も電話しましたが通じません。

すぐにでも家に帰りたかったですが、各店舗への連絡もつかない状態で、直接被害状況の確認をするため車で店舗まで向かうことにしました。

停電の為に信号もついておらず、慎重に運転して数十キロ離れた店舗へつきました。

途中道路がひび割れていたり、水道管が破裂し水が溢れていたりと、時間が経つにつれただ事では無い状況だと感じました。

店舗・スタッフの無事が確認でき、帰社後も停電が続いていたため、帰宅が決まりました。

帰宅すると暗い部屋の中一人で泣いている彼女。

彼女は泣きながら

「なんで連絡くれないの?」

と言いましたが

「何度も電話したけど繋がらなかったんだ。ごめんね」と言うことしかできませんでした。

当時、彼女は妊娠4か月。

ショックな出来事や精神的なストレスでお腹の中にいる子へ悪影響になると聞いていたので、今日の出来事でそうなってしまわないか心配でなりませんでした。

しばらくして彼女は落ち着いたので部屋を見回してみると、本棚やCDラックが倒れたままになっていたので、安静にしてもらい一人で片付けました。

夜になっても停電・断水・ガスも止まっていたので、食事は冷蔵庫に残っていた魚肉ソーセージとプリンでその夜はやり過ごしました。

翌日も状況は変わらず、会社も休業になったので、とにかく彼女とお腹の中の子を心配させないようにと、ずっと2人で他愛の無い話やこれからの未来の話などしてました。

その後、無事女の子を出産。

月日は流れ、3歳になった今では元気いっぱいに育っています。

今年2人目の男の子も生まれました。

2人とも、どんな困難も乗り越えてたくましく育ってほしいと思います。

あの時心配したのはなんだったのかと思うくらい、家族みんな元気であることが、本当にありがたいと思っています。

著者:ヤスシ820

年齢:40歳

子どもの年齢:3歳、3ヶ月

子供3歳(当時4か月)の女の子と3か月の男の子 栃木のしがないサラリーマン

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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