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子どもの頭と心を育てるには、音楽教育が最適!

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赤ちゃんのときから始めるのが効果的

先日、うちの音楽教室に体験申し込みのお母様が来られた時のことです。
赤ちゃんを抱っこされていたので、てっきりベビークラスの体験希望かと思いご案内したところ、「この子ではありません。姉のピアノの体験です。この子は、まだ早いですから。」と言われました。

「まだ言葉も話さない赤ちゃんに音楽教育は、早い。」ときっと多くの方が思われていると思います。では、本当に赤ちゃんに音楽教育は、早すぎるのでしょうか?
答えは、Noです。むしろ、赤ちゃんの時にしか身につけることのできない能力がたくさんあります。ここでは、音楽教育を受けさせることにより、どんな効果があるのかをご説明していきます。
まず、お話もできない、自分でご飯を食べることも、立つこともできない、何もできないと思われている赤ちゃんの優れた能力についてお話したいと思います。

音楽を聞くことですぐれた耳が育つ

赤ちゃんは、私たち大人が失ってしまった能力をたくさん持っています。しいて言うならどの子も天才です。
まず、お耳。モスキート音に代表されるように、加齢によってだんだんと聴こえない音域がでることはよく知られていますよね。
赤ちゃんは、私たちが聞きとることのできないヘルツの音も軽々と聴きとる優れたお耳を持っています。
そして、その能力は、使われることがないとだんだんと失われるのです。

幼いころに生のピアノの音で育ったお子様は、ずっとそのみずみずしい感覚を覚え楽しむことができますが、幼いころに電子音だけで育ったお子様は、生のピアノの音色の魅力を一生感じることができないとも言われています。絶対音感の臨界期が4~6歳といわれていることもこの優れたお耳に由来しています。

赤ちゃんの脳には大きな可能性が

次に脳のお話。赤ちゃんの脳は右脳が優位に働いていることは、よく知られていますよね。どんなに複雑な情報も瞬時にパターン化して、一気に脳に取り込むことができます。
私たち大人ではとうていできない猿の顔の見分けもできるそうです。
このことからも赤ちゃんの優れた能力がご理解いただけるのではないでしょうか。

また、脳波には4つの種類があるのですが、大人は主にベータ波で脳を動かしています。ベータ波は、学習に適さない脳波で何かを記憶するのは難しい脳波といわれています。
一方、幼児期にはアルファ波とシータ派が働きますが、これらは非常に学習に適した脳で、特に記憶しようと思わなくても楽に記憶できるそうです。
また、脳の神経回路シナプスの数は1生のうちで1歳前が最大といわれています。
ただ、回路同士の結びつきはまだなく、使われることがないとどんどん消滅してしまうことも脳科学の研究によって明らかにされました。

つまり、幼児期に様々な刺激を与えて少しでも多くの回路を残してあげることが大切なのです。繰り返し同じ刺激を与えると回路の結びつきが太くなり、情報伝達の速度が上がることも分かっています。この回路は、6歳ごろまでに作られてその後は1生同じ回路を使うことになります。

音楽教育によって脳を育てる

3歳までに脳の80パーセントが完成してしまいますから、是非それまでに沢山の回路をもった柔らかい脳「地頭」を育ててほしいのです。
音楽は、子どもたちがとても好きなものですし、お耳や手先なども使ってたくさんの回路をつなげます。地頭を育てるには最適です。
また、音楽を奏でることで、行動のコントロール・調整を行う脳領域に変化があることもバーモント大学の研究により明らかにされています。
この変化は、ワーキングメモリー、注意力、将来への計画性、さらに感情の処理や制御に重要な役割を果たします。

つまり、幼児期に音楽にたくさん触れさせることによって、脳そのものが優れた働きを手に入れるだけでなく、心の安定も図ることができるのです。
親子で楽しめばなお効果的。この時期にしっかりとした親子の愛着関係を、音楽を通して築いておくと、思春期はもちろん、お子様の一生を支える自己肯定感が育まれます。
メリットだらけといっても過言ではない音楽教育。
「まだ何も分からない赤ちゃんには早い。」ではなく、「天才脳を持っている今こそ触れさせたい。」と思っていただけると幸いです。

(廣田 奈穂子/リトミック講師)

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