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「ほぼ日」を支える宇宙部員とは?「喜びの総量」を増やすために、裏側の仕組みを支える人たち

根強いファンに支えられた創刊17年の老舗サイト

──「ほぼ日刊イトイ新聞」(以下、ほぼ日)のユーザー数や利用状況について教えてください。

インタビュアー 立薗理彦氏
エンジニア。ニュースサイト“ナタリー”立ち上げ時のCTOとして、バックエンドとUIの開発を行う。その後、サンフランシスコのngmoco社でゲームエンジンの開発にも従事。帰国後、ジャーナリストの津田大介氏と共にアンケートサービス“ゼゼヒヒ”・政治メディア“ポリタス”を立ち上げた。

佐藤:月間ユニークユーザー数は130万人ほどで、もっとも多いボリュームは30代女性です。メールやTwitterの反響、ECサイトの利用傾向を見ても女性が多いです。

──メディアとしても、男性ファンも増やしたいという意図はあるのですか?

佐藤:いいえ。特にないですね。もの言わぬ読者に、男性が多いのではないかとも思っていますが。コンテンツを作る時にターゲッティングをすることはなく、逆に、性別や世代、時代を超えて、普遍的に面白いことを作りたい、というのがベースにある考え方だと思います。

▲株式会社東京糸井重里事務所 宇宙部(=エンジニアチームの愛称) 佐藤智行氏
1998年のほぼ日スタート時を知る人物。2007年まで1人でエンジニア案件を切り盛りしてきた。

──ほぼ日は1998年から続けられていますが、ユーザーの年齢は上がってきていますか?

佐藤:そうですね。ユーザーも一緒に年を重ねている感じです。若い人も増やしたいねという話はしています。でも、そのために若者向けのコンテンツを増やそうという会社ではないです(笑)。

──人気記事の傾向などはありますか?

佐藤:やはり日々のアクセス数が目立つのは最新の記事ですね。ニュース等で過去のアーカイブのアクセスが伸びることはありますが、まだあまりアーカイブにスポットを当てた見せ方ができていないということも原因だと思います。最近だと、バルミューダの寺尾さんと糸井(糸井重里氏)の対談記事が注目されています。

──コンテンツへのアクセスは、トップページ経由が多いのですか?

佐藤:ほぼ日を毎日読んでくださるファンの方はトップですね。糸井が毎日更新するコラム「今日のダーリン」を楽しみに訪れる方が多いです。

日常的に発生する細かいスキマ仕事は当番制で対応

──エンジニアチームの体制について教えてください。

佐藤:正社員は60名ほどですが、エンジニアは私と川本を含めて4人います。私は、新規事業の立ち上げプロジェクトにかかわっているため、ほかの3人がほぼ日を見るという状況です。エンジニアチームは、社内では「宇宙部」と呼ばれています。

──宇宙部というのは、どこから来たんでしょうか?

佐藤:きっかけは、2007年に川本を採用した際、採用面接で私と川本がIT話で盛り上がっている様子を見たほかの社員が、「何を話しているのかさっぱりわからない。宇宙語をしゃべっているようだ」と言ったからです(笑)。

──ああ、仲間同士で会話をしたら専門用語がでちゃったんですね(笑)。岡村さんは別のチームになるんですか?

佐藤:岡村は宇宙部ではなくて、宇宙語がわかるデザイナーですね。

──コーナーや記事といったコンテンツは、どのような工程で作られるのでしょうか。担当者やチーム編成を決めるところから始めると思いますが、たとえばバルミューダの企画などは?

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