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「オムニ家電」って何? ネット×家電で暮らしが変わる予感

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ネットに接続するデバイスといえば、パソコンやスマホ、タブレットといったIT機器を思い浮かべる人が大半でしょう。しかし、最近は「IoT(Internet of Things)」という技術の登場により、従来のIT機器以外のモノがインターネットとつながるようになってきています。

家電の操作もIoTでらくらくに

「IoT」の技術を搭載した家電は、「オムニ家電」とも呼ばれ、生活者からの期待も高まっています。例えば、今年の春にも発売が予定されているのが「AQUA DIGI」(アクア株式会社)という冷蔵庫。扉が液晶画面になっており、ウェブ上のスーパーのチラシを表示したり、画像や動画を表示したりできるというもの。発売時にはネットスーパーと連携して、商品を注文できる技術も取り入れる見通しといわれています。

また、こうした冷蔵庫以外にも、各国でさまざまなオムニ家電が登場しているようです。そこで、ITジャーナリストの一条真人さんに、そのトレンドを教えてもらいました。

「例えば、スマホやタブレットで電球とスピーカーをコントロールして、朝の目覚まし時計代わりに使える照明器具などバリエーションが出てきています。また、スマホさえ持っていればハンズフリーでドアの鍵を開閉できる『Akerun(アケルン)』も話題になりました。スイッチのオンオフなどのアナログ操作を、インターネットの通信で行おうという流れができています」(一条さん、以下同)

一条さんによれば、アメリカでは家の空調操作にIoTを取り入れていく動きが目立つそう。

「家と自分の距離をスマホのGPSで計測して、家に近づくと暖房がつくエアコンもアメリカでは普及してきています。離れると自動的にオフになるので、消し忘れもなく安心。部屋ごとにコントロールするような試みも出てきています。日本にくらべると、アメリカは一人当たりの電気使用量が約2倍ともいわれています。家も広いので多岐にわたる電化製品のコントロールをIoTに移行していきたいという背景が見てとれます」

通信速度のアップでさらなる進化が予想できる

昔のSF映画に出てきたバーチャルな世界が、現実に目の前に広がっているような感覚ですが、最近になって開発が進みはじめたのはなぜなのでしょう?

「IoTを推進していくためには、ネット回線のスピード問題をクリアしていかないといけません。モバイル通信は現状4Gが最新になりますが、2020年までに5Gというのが開発される予定です。5Gはいまの10倍以上のスピードで、具体的には移動した状態で1Gbps(1秒で1Gビットのデータを受信できる)くらいの通信速度が出るようです。その速さで通信ができるので、IoTのようなデバイスをインターネットにつないでも問題なく通信できるだろうという考えが強くなってきたのだと思います。5Gを見越してこれからもIoTを搭載した家電やデバイスが続々と増えてくるので、東京オリンピックごろには世の中の電化製品が様変わりしているはずです」

IoTによって生活利便性の向上が期待できる「オムニ家電」。これからどのような製品が発売されていくのか、今後の展開から目が離せません。●取材協力

一条真人の公式ブログ

●参考

・アクア株式会社 プレスリリース
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/02/main_omuni.jpg
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