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追い風吹く金投資 代表的な購入方法を3つ紹介

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 2月16日のマイナス金利導入以来、金価格が上昇、販売店は客が押し寄せる状況となっている。また、金の国内価格は1月15日に1グラム=4140円の安値をつけてから3月に入り、同4544円まで急騰した。追い風が吹きまくる中で、金をどうやって買えばいいいのか。以下、代表的な購入方法を紹介していこう。

●金ETFは「現物に換えられるかが大事」

 金価格と連動するETF(上場投信)は証券口座を開設すれば購入できるが、似たような商品が複数ある中で、何を基準に選ぶかが重要となる。外国為替貴金属ディーラーを務めた経済アナリスト・豊島逸夫氏がいう。

「売れ筋の商品には『現物に換えられる』特長があります。金ETFのなかでも、『SPDRゴールド・シェア』のように米国のファンドが運用する金ETFは金融商品を現物の金に交換できない、いわゆる“ペーパーゴールド”であることが多い。金投資が投機の手段としてしか見られていないからです。

 一方、メイド・イン・ジャパンの商品は違っています。“日の丸ETF”と呼ばれる『金の果実』は日本人の現物志向に合わせていつでも金の現物への交換が可能となっています」

 東京証券取引所に上場している「金の果実」を管理する三菱UFJ信託銀行の広報担当者は、現物に裏付けられた商品であることに胸を張る。

「当行が裏付けとなる現物の金を保管しているので、『金の果実』を購入されたお客様から現物への交換のご要望がありましたら、すぐに対応できるようになっています。ただし交換は、基本的に1キログラム以上で可能になります。

 当該商品はネット証券をご利用ならインターネットで売買可能ですし、年間120万円までの投資枠での収益が非課税になるNISA(少額投資非課税制度)にも対応しています。マイナス金利導入以降、お問い合わせは増えています。日経平均と比べても金ETFの値動きが安定しているからだと考えています」

●純金積み立ては「毎月1000円」から始められる

 金ETFが金融商品であるのに対し、田中貴金属工業や三菱マテリアルなどの取引会社は、地金や金貨など現物そのものを扱う。

 金の現物を手元に置きたがる投資家も少なからずいるが、ビギナーに人気なのは取引会社に保管してもらいながら、毎月少しずつ買い増していく「純金積み立て」と呼ばれる手法だ。銀行口座さえ持っていれば始められる。田中貴金属工業の貴金属リテール部部長・加藤英一郎氏が説明する。

「当社商品の『純金積立』は月々3000円から、『net純金積立』なら月1000円から始められます」

 ネットの場合は申し込みも含めて店舗に行く必要はなく、月々の購入額は1万円程度に設定する層が多いという。

●小売りにするなら純金バーより金貨が便利

 田中貴金属のいずれの商品も、積み立てた分の現物を引き出す際には、地金と呼ばれるバーか、オーストリアやカナダの政府が発行する金貨のどちらにするかを選ぶことができる。どちらにするかは「好みの問題」(加藤氏)だそうだが、サイズが10分の1オンス(約3.6グラム)からあるメイプルリーフ金貨のほうが、現物を小分けにして売買できるメリットがある(バーは最小で5グラムから)。

 積立商品のメリットとしては、価格変動リスクを抑えられる点も挙げられる。田中貴金属では「ドル・コスト平均法」を採用。月々の積立額を日割りにして毎日購入していくことで、価格が高い日は購入量が少なく、逆に安い日は購入量が多くなる。一度にまとめて購入しないため高値掴みを避けられるからだ。

 相場が下がった際には、毎月の積み立てとは別にスポット購入で買い足すこともできる。

※週刊ポスト2016年3月18日号

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