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「中国人は回転寿司に行け」で炎上した小林よしのり氏の真意

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 爆買い目的で日本を訪れる中国人観光客の勢いはとどまることを知らず、過去最高となる年間約500万人を記録した昨年に続き、今年の春節(旧正月)も多数の中国人が日本を訪れた。

 全国各地で春節関連のイベントが催され、街中にも中国語表記が増えるなど国を挙げての「爆買い歓迎ムード」のなか、それに苦言を呈す人物が現れた。『ゴーマニズム宣言』などで知られる漫画家の小林よしのり氏だ。

 小林氏は2月20日、自身のブログに突如、「外国人観光客は目障りだ」と題した記事を掲載した。

〈観光客の爆買いなんか当てにして経済回そうなんて姑息すぎる。銀座に行けば、観光バスと、中国人だらけで、銀座の高級感がぶち壊れて妙に景色が薄汚れた感じになってしまった。寿司なんかコメに魚乗せてりゃいいくらいの舌しか持たないくせに、たった6・7人しか座れない高級寿司店に予約入れるのも不愉快だ。中国人は回転寿司に行けばいいのだ〉

 この過激な主張は当然、ネット上で物議を醸し、「中国人差別だ」「日本経済がどうなってもいいのか」といった批判を浴びた。だが、当の小林氏は全く意に介していない。

「批判する人間はわしのことを『排外主義』だというが、中国人観光客のマナーが悪いってことは、本当はみんなが思っていることでしょう。それすら口にしちゃいけないのはおかしい。テレビのコメンテーターもみんな偽善者ぶって『日本に来てくれて有り難い』とか商売人でもないのに歓迎したフリをしている。

 実際に銀座の高級寿司店では、味もわからない中国人が予約してきた上でキャンセルが相次いで困っているわけ。何か月も前から予約して、職人さんが朝から仕込んでいるのに、行かなかったら申し訳ないと思うのが礼儀でありマナーでしょう。

 本来の『おもてなし』は、客の側にもそういう公共心があった上で成り立つもの。それがいまは、中国人がどんだけ騒いでもカネを落としてくれるからと我慢して媚びを売っている。『おもてなし』じゃなくて『おもて媚び』だよ」

 小林氏がそこまでいうのは、何も中国人憎しからではない。かつて自身にも苦い経験があるからだ。

「わしが30年前に初めて団体旅行でフランスに行ったときには、日本人が集団で来て騒いでいることにフランス人からすごく侮蔑的な視線を感じたわけ。いまの中国人ほどではないけど、以前は日本人観光客も海外でマナーが悪いと見られてたんですよ。

 それで海外ではこんな風に見られてるんだと学んで、日本人は国際標準のマナーを身に着けていったわけじゃない。それなのに日本人は、中国人に対して何もいえず、我慢してるだけ。

 そのうえ最近ではどこもかしこも免税制度が導入されて、外国人はみんな免税価格で買って、日本人のほうが割高で買わなきゃいけなくなっている。日本人が日本人を差別している。他の国なら裕福な外国人観光客からどうやってカネを巻き上げてやろうかと考えているのに、日本人はなんて自虐的な国民かと情けなくなるよ」

※週刊ポスト2016年3月18日号

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