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夫の実家が土砂災害で被災。突然の同居スタート、この大きなお腹でできることは?!

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2014年8月20日。

広島で大きな土砂災害が起こりました。

当時、私は妊娠8か月。

お腹は大きくなり、かなり目立つようになっていて、でも、仕事はフルタイムでバリバリ働いている状態でした。

20日は、主人と外食をしていました。

その時、いつもよりも激しい雨に、少し雨が弱くなってから帰ろうとだらだらしていましたが、一向に弱まる気配のない雨に意を決して車まで小走りしたのを覚えています。

家に着いても、雨は弱まらず、そのまま降り続いている中、いつものように就寝しました。

次の日の朝、ヘリコプターの音で目が覚めました。

ヘリコプターが飛ぶということは、近くで事件か事故が起きた時。

私は、それを経験から知っていました。

私は、今から15年近く前、同じく広島で起きた大きな土砂災害の被災者だったのです。

あわてて外を見ると、明らかに道路の色がおかしい、これは一度川が氾濫したあとの色だとすぐわかりました。

携帯で確認してみると、私たちが住んでいた場所は避難勧告が出ています。

そして、義理の両親が住む場所も避難勧告が出ていたため、すぐに電話をしました。

大丈夫?と心配する私たちに、笑いながら

「大丈夫。ちょっと玄関のドアが開かないから家から出られないだけよ」

とのこと。

よく言っている意味がわからず、昼に主人が実家に行ってみると、実家に続く道がなくなっていました。

あわてて、電話をしてもう一度状況を聞いてみると、土砂が玄関まで埋まって、家の中も少し土砂が入っている状態で、今、掘って道を作っているところだということでした。

その日のうちには、実家に近づくことはできそうになかったため、次の日、土嚢袋やシャベルを持ってもう一度実家近くまで行くことにしました。

とはいえ、私は大きなお腹を抱えて、足場の悪い土砂の中に入っていくわけにはいきません。

私にできることは、以前の土砂災害の時に必要だったものを思い出しながら、準備をすること。

そして、人と荷物を運ぶために車を出すことでした。

病院からは運転を控えるように言われていなかったため、運転手役はかって出ました。

みんなが泥だらけになっている中、できることはこれだけしかないというのは、気持ち的につらかったです。

もちろん、義理の両親には、私たちの家に来てもらいました。

フルタイムの仕事に加え、お腹が大きいこともあり、家事がおろそかになっていた部分がたくさんあったので、本心としては(今は困る!)といったところだったのですが、突然の同居スタートです。

しかも、いつ終わるかわからない同居生活。

義理の両親は、いい人たちで、いい関係を築けているとは思っていますが、全くストレスを感じなかったかと言われるとウソになります。

いつもなら、ソファーに寝転がってごろごろしているけど、今はできないねとか、足がむくんで仕方ないけど我慢するとか、いろいろ飲み込んでいました。

義理の両親は、毎日私たちの家に泊まり、朝になると自分たちの家の片付けに行くといった生活で、その送り迎えをできるときにはするのが私の仕事。

寝室だけは立ち入り禁止とさせてもらい、寝室で主人にむくんだ足をマッサージしてもらったり、腰をさすってもらいながら、できるだけ笑顔で過ごすのは、結構大変でした。

本当は疲れた顔でしたし、体が重いんだから、だらだらもしたい。

でも、家の片付けをしている義理の両親のほうが大変だ。

今、この体でできることはなんだ?そんなことをずっと考えていました。

結局、10日間ぐらいの同居生活で終わりになりました。

お腹が大きくなかったら、私も土嚢に土を入れる作業手伝えたのに、重たい荷物を運べたのにと思い、情けない思いもしましたが、ボランティアの人たちのお茶を買っていくことや、送り迎えも立派なお手伝いだったよと主人に言ってもらい、少しすっきりしました。

著者:ちゃこ

年齢:35歳

子どもの年齢:11ケ月

自己主張の激しい娘っ子を持つ一児の母。広島生まれ、広島育ちの広島人。カープとサンフレッチェをこよなく愛する。現在娘っ子をカープ女子にするための英才教育を施し中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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