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ペットに暴力をふるった彼氏を裁く方法はありますか?

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Q.

 ペットの犬が同棲相手の暴力により亡くなりました。相手の方は感情のコントロールが出来ずカッとなると暴力的な行動をする性質がありました。
 私の留守中に犬が彼から逃げ狭いところに入り込んだのを見てイラっとし、必要以上の力でそこから引きずり出したと彼から告白されました。結果犬は数ヶ所骨折、内臓損傷から一週間の入院の後亡くなりました。
 原因が無理矢理引きずり出した事であることは彼本人も獣医の方も認めています。入院、葬儀にかかった費用は彼が全て払いました。
 しかし私としてはこれで終わりなのかという気持ちがあります。何か法的に彼を裁く方法はないのでしょうか。

(30代:女性)

A.

 ペットに対して暴力を振るわれ、その結果ペットが亡くなってしまった場合、刑事、民事の両方での対応が考えられます。そのため、いずれについてもご回答差し上げます。

 まず、刑事については、器物損壊罪(刑法261条)が成立し得ます。
 ショッキングかもしれませんが、刑法上、ペットは物として扱われてしまいます。その「他人の物を損壊し、又は傷害した」場合に罪が成立します。

 今回の事例では、力づくで引きずり出した結果、ペットが骨折などの怪我を負い、最終的に亡くなってしまったわけですから器物損壊罪が成立するものと考えます。罪に問いたいということであれば、警察に対して被害届を提出し、捜査を促すという方法がありえます。

 次に、民事については、不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条)が可能であると考えます。これは、他人からの権利侵害に対して、その権利侵害から被った損害について賠償請求を行う法的な仕組みです。

 今回のケースであれば、ご相談者様の所有されているペット(権利)を傷つけ、結果的に死なせてしまったことについての賠償請求となります。
 賠償金額の項目としては、治療費や葬儀代、ペット自体の価値、ペットを失ったことに対する慰謝料などが挙げられると思われます。

 この内、入院治療費や葬儀費用などは相手方から支払いを受けているようですので、それ以外の項目については、なお請求可能ではないかと考えられます。
 こちらについては、相手方に対しての直接の請求も可能ですし、拒絶された場合は、弁護士などの専門家に依頼した上で、訴訟手続きなどを活用する方法もあります。

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