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元保険外交員の男の秘伝レシピから生まれた「シフォンケーキ」

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絹(シフォン)のケーキという名前の通り、きめ細かでふんわりした口当たりが魅力のシフォンケーキ。最近では専門店も誕生するほど人気ケーキですが、実はこのシフォンケーキの作り方は、20年ものあいだ門外不出の秘伝レシピだったことを知っていますか?

“秘密の厨房”で作ったふんわりケーキ

シフォンケーキが誕生したのは1920年代のアメリカ。カリフォルニア州に住む元保険外交員のハリー・ベーカー氏が試行錯誤の末に考案したといわれています。真ん中に穴がある形は卵白だけを使って作る軽い食感の「エンゼルフードケーキ」が原型。ですが、ベーカー氏はこの型を使い、絹のようになめらかで柔らかい生地のケーキを作り出します。

これが評判となって大ヒットしますが、彼はなんとそのレシピを20年ものあいだ誰にも明かさなかったそう。アパートの1室を秘密の厨房にして1日40台以上のシフォンケーキを焼いていたといわれています。その後、この秘密のレシピは世界トップクラスの食品会社であるゼネラル・ミルズ社に売却され、1948年にようやく雑誌にレシピが公開されました。

こうしてレシピが公開されたこによって、シフォンケーキのふんわり軽い食感の秘密が卵白をしっかり泡立てた「メレンゲ」と「サラダ油」によるものだという事実が明らかに。お菓子作りに植物油を使うという製法はそれまでになかったため、アメリカ全土で大きな話題を集め、シフォンケーキブームが巻き起こりました。このブームによって小麦粉と植物油の売上が増加したとまでいわれています。

型さえあれば、シンプルな材料で作れるのもシフォンケーキの魅力。謎多き元保険外交員の“秘密の厨房”に思いを馳せながら、あなたも自宅でシフォンケーキ作りに挑戦してみませんか?

参考文献:『おいしいスイーツの事典』成美堂出版 『お菓子の由来物語』 猫井登 幻冬舎ルネッサンス

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とうもろこしのシフォンケーキのレシピ | 料理サプリ

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