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自律神経の乱れ→生理痛悪化は嘘?

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体温調整や内臓を活動させるなど、体の中で大事な働きをしている自律神経。特に女性の体では、自律神経が乱れると、生理痛が重くなったり、生理周期が乱れることもあると聞くけど、これって本当なのでしょうか?

「自律神経が乱れると、生理周期が乱れるのは本当ですが、直接的に生理痛が重くなるとは言えません」とは、イーク表参道の産婦人科医・高尾美穂医師。

そもそも、自律神経とは何なのか。また、生理とどう関係するのでしょうか?

「自律神経は呼吸や消化器、血流など、体の様々な機能を24時間コントロールしている神経です。この神経の調節も、エストロゲンを出す最初の命令を出しているのも、脳の視床下部という場所です。さらに、ストレスを感知するのも、視床下部のもう1つの役割。だから、この3つは密接に関係しているんですよ」

大きなストレスを感じると自律神経の調節がうまくいかなくなり生理が止まるということが起こるそう。また、その逆に、更年期などで女性ホルモンの分泌が少なくなると、自律神経のバランスが乱れ様々な症状を感じるようになります。たとえば更年期にありがちな顔のほてりやのぼせといった症状は、自律神経の不調による血管運動神経系の代表的な症状だそうです。やはり自律神経と女性ホルモンの分泌は密接に関わっているのですね。

「自律神経の乱れが、直接的に生理痛を重くするということはありませんが、もしそこに関連性を持たせて考えようと思うなら、自律神経が乱れたことによって体温調整がうまくいかなくなり生理痛が悪化する、ということは言えるかもしれませんね。つまり、体温調整がうまくいかず、いわゆる『冷え性』という状態になることによって骨盤内の血流が悪くなれば、生理痛を重く感じる可能性はあります」

生理痛の痛みの原因となるプロスタグランジンという物質は、子宮内膜から分泌されます。プロスタグランジンは子宮を収縮させ、その収縮痛を生理痛と感じるわけです。また、プロスタグランジン自体に血管を収縮させる作用があるため、骨盤内の血流のうっ滞によって下腹部や腰のだる重さが続くことになるのだとか。

自律神経の不調は、基本的な生活の乱れや、極端な環境変化などによって生じるものだそうです。例えば、人間が本来寝ていてほしい時間帯に寝ていなかったり、無理なダイエットにより栄養が大きく偏ったり、激しい寒暖差にさらされたり…。

生理痛との直接的な関連性は無いにしろ、規則正しい生活を送ることは健康の基本ということのようですね。

(相馬由子)
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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