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キラキラネームは就活に有利?不利?

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親の人間性や考え方が子どもの名前に影響

『在波(あるふぁ)』『飛悟(ひゅーご)』『南椎(なんしー)』『紗音瑠(しゃねる)』など、奇抜なキラキラネームについて賛否両論ありますが、このような名前を持つ人が就職活動をする際に、何かメリットやデメリットがあるのでしょうか?

『名は体を表す』ということわざがあります。人や物につけられた名前は、その人や物の性質や特性を表すものである、という意味です。つまり本来、命名するという行為は、名付けられる人や物の本質を表現することであるのです。
ですから私たちは誰かの名前を聞いた時に、それがごく普通の名前であっても、何かしらの印象や先入観をもちます。『あかね』という名前の女性がいれば、どことなく古風な、でも可愛らしい女性を想像するかもしれませんし、『大介』という男性がいれば、快活で男らしい人を期待するかもしれません。

ただ、人に付けられる名前は、その人がどのような性格なのかもまだ分らない、赤ん坊のときに決められます。大抵は、親が我が子に対して、「こんな人になって欲しい」「こんな生き方をして欲しい」といった願いを込めて名前を決めます。
ですからある意味では、私たちの名前が表すのは、私たち自身の人間性というよりも、その名前を付けた親たちの人間性や考え方であると言えるでしょう。
特に上記のようなキラキラネームを見ると、その本人についてではなく、その人の名付け親について、「いったいどういった考え方をする人なのだろうか?」と考えてしまう、という人が少なくないのです。

キラキラネームが原因で就活の不利にはならない

では今、ある企業の採用面接の場で、面接官たちの前に、「新一」と書いて「コナン」と読ませる名前の男子学生がいるとしましょう。(実際にこのような名前があるそうです!)面接官たちは恐らく、この学生の親が名探偵コナンのファンなのだろうと考えて、もしかすると、それを確かめるための質問をするかもしれません。
その話題で少し打ち解けた雰囲気になることもあり得ます。またはこの学生と、漫画の工藤新一というキャラクターを比較して、「名前負けしてしまったようだ」と、内心で苦笑するかもしれません。いずれにしても、この学生自身を評価するに当たって、「コナン」という名前に影響を受けるかと言えば、答えは「ノー」でしょう。

非常識な親に育てられたとの疑念を持たれることも

企業の採用選考にあたる人たちは、本当に真剣に考え、対象者を選びます。親から与えられた名前が非常識であるからという理由で、その人の評価を下げることは考えにくいです。
ただし、その名前を付けた親に関して、「非常識な親に育てられたのだろうか」と多少の懸念を抱くことはあり得ます。もしそうであれば、この学生については少し意識して、常識があるかどうかを確かめようとするでしょう。

つまり、名前によってこの学生の評価を決めることはしないが、この学生について考える際に、普通より慎重に確認しようとする点が出てくることは、大いにあり得るということです。そうなれば、この学生は名前のせいでハンデを負ったということになります。
子どもに名前を付けるときは、自分の趣味や一時的な気分で決めるべきではありません。
私たちの名前は、自分と社会との接点にある、大変に重要なものなのです。

(安藤 ゆかり/研修講師・キャリアコンサルタント)

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