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社長には、ビジョンよりも経営知識が課題?

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女子高生社長が注目を浴びるなど、一昔前より「起業」が身近なものになっている。これから社会に出る新社会人のなかには、「将来、一旗揚げたい…!」と意気込んでいる人もいるだろう。

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とはいえ、安定した収入を確保できなくなるなど、起業にはリスクがつきもの。実際、社会人10年目300人を対象に調査(協力/アイリサーチ)したところ、起業を経験したことがある人はわずか4.3%だった。一大決心をしなければ、飛び込めないのは間違いない。

では、そんな数少ない起業経験者は、どんなきっかけで会社をつくるのだろうか? また起業家に必要な資質とは? 就職後、会社を興して5年目を迎える、実践者に話を聞いた。

「大学時代から起業に興味はありました。サークルの立ち上げなどを経験し、誰かの下につくよりも、自分主導で企画して動かすほうが向いていると感じていたんです」と話すのは、まちづくり会社ドラマチックの代表社員・今村ひろゆきさん。

とはいえ、就職活動時はまだやりたいことが見えず、ぼんやりと「世の中に新しい提案ができる仕事がしたい」と考えてIT業界へ就職。

「でも、2年目で『違う!』と思っていましたね(苦笑)」

学生時代にバックパックで海外を旅し、様々な街の在り方に関心を持っていたことから、今度は都市開発に関わる企業に転職。そこで、「街づくり」が自分のフィールドになると確信した。

「商業施設の総合プロデュースに携わるうちに、『新しく何かを作るより、今残っている建物を活用できないか』『少ない資金しかない挑戦する人たちを支援したい』と考え始めました。でも、それを実現するには当時の会社では難しく、起業が最良の選択だと思いました。会社を辞めようかとも考えましたが、学べることも多く、安定した収入も必要。まずは勤務時間を減らせないか上司に交渉しました」

こうして、二足のわらじで自らの会社を動かしていくことに。ところで、起業はどんな人が向いているのだろうか?

「『起業って、自分にもできるじゃん』とポジティブに捉えて、行動できる人だと思います。私も起業自体はあまり大変だと感じませんでした。預金通帳が寂しくなるなど冷や汗かくことはありましたが(笑)」

一方で、会社を起こして初めてわかった大変さも語ってくれた。

「会社を継続させることは、始めることの何倍も難しい。事業が形になるまで調査や打ち合わせを重ねたり、PRも自力で行ったりと、地道な努力と行動が不可欠です」

中小企業庁の発表(※)によると、起業直後に直面した課題では「財務・会計を含む経営知識」が最多。事業を軌道に乗せるには、画期的なアイデアはもちろん、“裏方仕事”も必要ということだろう。
(中道薫/ノオト)

<出典>
※中小企業庁委託「日本の起業環境及び潜在的起業家に関する調査」2013年12月、三菱UFJリサーチ&コンサルティング
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
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