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CHVRCHES × MARCY(THE BAWDIES)対談インタビュー

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昨年リリースのセカンド・アルバム『エヴリ・オープン・アイ』が、世界中の音楽メディアによる年間ベストアルバム企画でピックアップされ、セールスだけでなく、評価の面でもブレイクスルーを果たしたチャーチズ。紅一点のヴォーカリスト、ローレンを擁するイギリスはグラスゴー出身のエレクトロポップ・トリオである彼らをこよなく愛するルーツ指向の4人組ロックバンド、THE BAWDIESのドラマー、MARCY。一見すると、接点がなさそうな2組の対談がここに実現した。ふたを開けてみれば、両者が大切にしているライヴ感や現代感覚といったキーワードを共通項に、言葉の壁を越え、会話は盛り上がりをみせた。

MARCY「赤坂BLITZでのライヴを拝見させてもらったんですけど、すごいアグレッシヴだったし、エレクトロポップでありつつ、生バンドらしいアプローチも取り入れていて、素晴らしいパフォーマンスでした」

ローレン「ありがとう。そう言ってもらえてうれしいわ」

MARCY「ローレンの歌い方がヴォーカリストとして格好良くて、生バンドを観ているような印象だったし、マーティンがヴォーカルを務めている曲“Under The Tide”も最高でした」

マーティン「アリガトー(笑)。やっぱり、お客さんがあれだけ盛り上がってくれると、僕もさらに盛り上がって、バンドもエネルギッシュになるんだよね」

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MARCY「チャーチズの作品では、リズムの作り方が好きで、そこにきれいなメロディが乗っていて、日本人の耳に馴染みやすい曲が多いなと思ったんですけど、曲を作る際の3人それぞれのこだわりというのは?」

ローレン「曲の作り方としては、まずはトラックよね。ヴォーカルが入っていないビートやサウンドを作って、そこにヴォーカル・メロディを付けていくの。イアンとマーティンの2人がそのプロダクションを担っているんだけど、その際に私が歌詞を仕上げて、曲を作り上げていくのが、チャーチズのやり方ね」

イアン「僕たちはスタジオに入ると、言葉で意思の疎通を図ることが少ないんだ。そうではなく、誰が出した音に対して、別の誰かが反応して、無言のまま、曲を作り上げていくんだよ。例えば、誰かが流したドラムループに対して、『そのリズムだったら、こういうフレーズはどう?』って感じで、キーボードのフレーズを弾いてみる。そして、そのフレーズを聴いた、また別の誰かが『そのフレーズだったら、こういうことも出来るよね?』っていう感じでさらに音を加えてみる。その都度、ありなしの判断をして、ゼロから少しずつ形にしていく。ある時点で誰かが『そのトラックなら、こういうメロディが合うじゃない?』っていうメロディのアイデアを思い付くと、そこからの作業はすごく早くて、ヴォーカル・メロディはどんどん出来上がるんだ」

MARCY「シンガーとプロデューサーということではなく、すごくバンドらしい制作プロセスですね。ライヴでは、ローレンがドラムのパッドを叩いたり、ベースを弾いたり、生楽器も要所要所で取り入れていましたけど、そういったことは作品を作る段階から考えているのか、それともライヴのリハーサルで決めているのか、どちらなんでしょう?」

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