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麺・スープ・トッピングまでこだわり抜いた、 超濃厚・味噌トンコツラーメンが仙台にあった

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杜の都・仙台は、大学や専修学校などが多く、古くから「学都・仙台」と呼ばれてきたのをご存知ですか?

少々古いデータながら、2001年時点で人口当たりの学生の数は、13大都市中で大学院生2位、大学・短大生で4位、専修学校・各種学校で2位という、国内有数の学生の街なのであります。

そんな仙台に、濃厚ガッツリ系ラーメンで学生たちの胃袋をワシヅカミにする、こだわりのラーメン店がありました。

場所は、仙台駅から地下鉄で南へ一駅の「五橋」地区。東北学院大学土樋キャンパスへ徒歩1分ほどの昔ながらの商店街にあり、東北大片平キャンパスにも隣接する、まさに“学生街のラーメン店”です。

店名は「つるおか家」。「家」を冠しているものの、いわゆる家系ラーメンとは関係がなく「家に帰ったようにくつろいで、お腹いっぱい食べて活力を取り戻してほしい」という店主の想いが込められているのだとか。

また「つるおか」は店主の出身地、山形県鶴岡市から取ったもので「鶴岡の美味しい食材を仙台で発信していきたい」という熱い想いから名付けたそうです。

店内は、10席ほどのカウンター席と4つのテーブル席をゆったりと配置。カウンター席が多いのは、おしゃべりを楽しみにやって来る常連さんが多いためで、椅子と椅子の間もあえて広めに取っているのだとか。この辺にも「家」のようなくつろぎを大切にする店主のこだわりが現れています。

メニューは、学生街らしく、ボリューム満点のガッツリ系のものが幅を利かせています。たとえばニンニクの効いた豚肉が、器から溢れるほどのった「スタ丼」は、驚くなかれご飯の量が通常サイズの2倍! これで400円というのだから度肝を抜かれます。

スタ丼(400円)

さらに日替わりサービスでは、餃子一皿100円という日も。ニンニクを一切使わず、ぷりぷりに仕上げた一品で、特製味噌ダレで食べれば、何個でもイケる人気メニュー。これが100円で楽しめるのだから、食いしん坊には堪らない。

キョーザ(350円) ※日替わりサービスで100円にて提供する日も

他にも餃子3個に小ライスで150円など、腹ペコ学生に嬉しい企画が目白押し。しかも、ランチタイムは麺の大盛りが無料だというのだから、学生たちが通い詰めるのも頷けます。

トロットロのホルモンにうっとり……

さてさて、いよいよ実食といきましょう!一番人気という「味噌ホルモン麺」を注文。店内に漂う芳香と期待感で早くも口の中はヨダレでいっぱい。ほどなくホカホカと湯気を上げながら、待望の丼がやってまいりました!

味噌ホルモン麺(900円)

何という事でしょう。想像していた絵柄とまるで違うではありませんか。もつ鍋のように内臓がゴロゴロのっかっているのかと思ったら、どこにも見当たらない。聞けば、中央に見え隠れする煮豚のようなものが、ホルモンなのだと、店主が胸を張る。

実はこれ、一頭の豚からほんの数kgしか取れないバラ軟骨という貴重な部位で、一般には殆ど流通していないものだとか。これを10時間以上かけて中火で丁寧に煮込むことで、肉と軟骨がトロトロになって超絶品なのだそう。

店主の話しを聞いているだけでヨダレが口から溢れ出そうになった、店主が話している最中だというのに、堪らずパクと頬張る。

………うんま~い!

噛まなくてもとろけてしまうほどに柔らかく、軟骨の部分がゼラチン化してトロトロになった食感は、まさしく絶品。一気に全部食べてしまいたいという衝動をグッと堪え、スープを一口。

うお、なんだ、この濃厚さは! 豚骨スープの濃厚なコクと旨みに、調合味噌の豊潤な味と風味が渾然一体になっているではないか。

聞けば、このスープにも並々ならぬこだわりが詰まっているのだと店主は笑います。

一般的な豚骨スープは豚の様々な部位をグラグラ煮立てて作るのに対し、「つるおか家」では臭みの元になる部位を丁寧に外して中火でじっくり仕上げるため、濃厚なのに臭みのないすっきりした豚骨スープに仕上げているのだとか。

さらに、バラ軟骨を煮込んだ際に出た煮汁を加える事で、コクと旨みを一段とアップさせているのだそうです。豚骨スープに馴染みが薄い仙台でも、抵抗なく味わえるように工夫したのだと言います。

また、調合味噌は赤味噌と白味噌に各種の薬味を加えたもので、特にベースになる赤味噌は、通常品の2~3倍はする極上品。全国の味噌を試して「ズバ抜けて美味しかった」という赤味噌を使っているのだそうです。

「コストを考えれば諦めるのが普通だと思うけど、この美味しさを知った以上、他の味噌は使えなかった」と、店主は頭を掻きます。

風味満点、モチモチのオリジナル麺

そして、おもむろに麺をズッ、ズッとすする。

美味い、いや、美味すぎる。

一見、何の変哲もない中太の多加水麺のようだが、麺の存在感が半端ない。麺の香りが強く、甘みもある。それにモチモチとした食感となめらかな喉越しも絶妙ではないか。

聞けば、「鶴岡特産のだだ茶豆を練り込んでいる」のだと店主。あの、枝豆の王様と言われる、だだ茶豆を惜しげもなく麺に練り込んでいるのだというのだから、感心を通り越して呆れてしまいます。

しかも、山形の老舗そば店で特別に製麺してもらっているため、麺の風味、食感、弾力などが絶妙なのだと言います。

なるほど、これほど濃厚なスープにも負けない麺の存在感の陰には、日本そばの名店の技が隠れていたというわけか……。山形、おそるべし。

こうして、スープ、麺、トッピングとすべてに貫かれた店主の並々ならぬこだわりに舌を巻きつつ、汗だくで貪り食らっていると、胃袋がズシリと重くなってきました。丼の見た目こそ小ぶりながら、濃厚なスープと食べごたえ満点の麺、たっぷりのトッピングのボリュームはなかなかのもの。いつまでも目がいやしい割に、年々食が細りつつあるオラには、かなり手ごわい相手でした。

ようやく食べ終え、ふと割りばしに刺さったPOPを見てびっくり。何と「背脂増し」というサービスがあるではありませんか。この濃厚さの上に、背脂を加える猛者がいるとは……まったくもって脱帽です。


「ふと食べたくなる」味こそが、本物

実はこのお店、現在の地には昨年移転して来たばかり。今でも以前の店からの常連さんが、電車を乗り継いでわざわざ食べにやって来るのだそうです。

気さくな店主の人柄もあるのでしょうが、それ以上に「ふと食べたくなる」味に引き寄せられるのでしょう。分かります。あんなに満腹になったオラも、その夜には「また食いたいな」と思っていたのには、我ながら驚きでした。

鶴岡大好き、学生大好きの店主・菅原洋光さん


お店情報

つるおか家 仙台店

住所:〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋2丁目7-5

電話番号:022-223-6680

営業時間:11:00〜15:00、17:30〜23:00

定休日:火曜


書いた人:

早坂登

宮城県在住のなんでもござれライター。食べる事同様、仕事も好き嫌いなく何でも食らいつき、広告から雑誌、WEBまで幅広く対応できるのが自慢。

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