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ライブ・ネイション2015年の売上が約8259億円に、ライブビジネスが世界規模で拡大

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すさまじいライブビジネスの成功を示すライブ・ネイションの2015年決算報告が発表される

世界最大のイベントプロモーション会社「ライブ・ネイション」が2016年2月25日に、2015年10-12月期(第4四半期)と通期の決算を発表、ライブイベント・ビジネスが世界規模の勢いで拡大していることが明らかになっています。

イベントの運営、チケット販売、スポンサーシップと広告事業、アーティストのマネジメントを事業の柱とするライブ・ネイションは、Q4売上は前年比15%増加して17億3680万ドル(約1979億円)、営業損失4050万ドル(約46億円)を計上。2015年通期の売上は、前年比11%増加で72億4570万ドル(約8259億円)、営業利益は1億3140万ドル(約149億7760万円)を計上しました。

ライブ・ネイションのコンサート部門は、Q4売上は10億8150万ドル(約1232億円)、営業損失は1億16万ドル(約116億円)を計上。損失となった主な原因は外国為替によるもの。2015年通期では売上が49億6500万ドル(約5659億円)で前年比11%増加、営業損失は1億530万ドル(約120億円)を計上。


*Q4業績

イベントの規模に目を向けると、運営したコンサートの数は同社記録となる前年比12%と大幅に増加して25,000回、世界中で前年比8%増の推定6300万人以上の動員を記録して好調なものとなっています。

ライブ・ネイションが運営を担当したイベントでは、昨年、U2やマドンナ、ワン・ダイレクション、Fleetwood Mac、アリアナ・グランデ、ジャネット・ジャクソンなどのツアーを行っています。さらには北米やヨーロッパで60以上の人気大型音楽フェスティバルの運営権を獲得しており、「ボナルー・フェスティバル」や「Electric Daisy Carnival」「ロラパルーザ」などの運営に携わっていることから、ライブ・ネイションが世界ツアーからフェス運営まで多角的にライブイベントを運営できる組織へと強化されていることが分かります。

凄まじい勢いで成長しているのが、北米以外でのライブビジネス。コンサートの回数、動員数が大幅に伸びていることを示しています。

ライブ・ネイションは今月23日に南アフリカ最大のコンサートプロモーション会社「Big Concerts」を買収。2015年にはドイツのイベント・プロモーション大手MLKを買収するなど、世界的な事業の基盤を強化しています。

2016年はビヨンセの「THE FORMATION」世界ツアーや、ジャスティン・ビーバーの「Purpose」世界ツアー、リアーナの「Anti」世界ツアーを運営することがすでに決定。


*通期業績

スポンサーシップ&広告部門は、売上が7690万ドル(約84億円)、営業利益が4480万ドル(約58億円)を計上しました。2015年通期では、売上が前年比17%増加し3億3370万ドル(約380億円)と規模拡大に成功、営業利益は前年比12%増の2億1840万ドル(約249億円)を計上。特にグローバル規模でのスポンサーシップを900ブランドに拡大することに成功し、ライブ・ネイション内で大きな成長が見られました。ライブ・ネイションでは2016年も引き続きスポンサーシップと広告売上の驚異的な売上を見込んでおり、すでに今年度に見積もった広告の60%が購入済みであると述べています。

チケット販売を手掛ける傘下の「チケットマスター」は5年連続チケット販売と総取引額(GTV)の成長に成功、販売したチケットは5億3000枚以上、GTVは同社最高となる前年比12%で250億ドルの成長を達成しました。Q4は売上が前年比11%増加して4億7760万ドル(約544億円)、営業利益が40%増加の3840万ドル(約43億円)。2015年通期では、売上が10%増加の16億3960万ドル(約1869億円)、営業利益が43%増加の1億5820万ドル(約180億円)と、好調さが伺えます。

チケットマスターではオンラインチケット販売、モバイルチケット販売などに必要なテクノロジーに積極的な投資を行い、中でもチケットの転売事業向けのソリューション開発を積極的に行ってきました。その結果、現在13ヶ国に転売事業を拡大し、売上高は12億ドルに成長、GTVは34%の成長を達成したことが、事業の成長に大きく寄与しています。

世界的にチケット販売の分野では、一般チケット販売(Primary Ticketing)と並び、転売事業(Secondary Ticketing)の市場が大きな注目を集め、多くの企業が独自のプラットフォームを展開して凄まじい勢いで伸びています。この分野には、eBayの子会社StubHubがチケットの二次販売を専門とするサービス大手として知られ、その他にもロンドンに拠点を置くviagogoなどがあります。チケットマスターは同様のサービス「Get Me In!」と「Seatwave」を買収して、この市場での勝負に挑んでいます。

ライブ・ネイションのCEOマイケル・ラピーノ(Michael Rapino)は、「我々は引き続き世界のお客様の強い要求の後押しを受けて、ライブイベントのとてつもない可能性を目撃することになるでしょう。ライブは極めてユニークなエンターテインメントの形で、コピーすることができません。ライブはテクノロジーによって脅かされるものではなく、成長し続け、ボーダーレスになっていきます。世界中のファンはアーティストを発見し、フォローし、共有し、受け入れながら、ライブ・イベントに対するさらなる需要を作っていくでしょう」と述べています。

■記事元http://jaykogami.com/2016/02/12785.html

記事提供All Digital Music

Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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