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「フリースタイルダンジョン」の審査員を務めるKEN THE 390が語る「バトルを10倍楽しく見る方法」

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「戦極 MC BATTLE」や「MC BATTLE THE 罵倒」を代表とする、日本各地のクラブやライヴ・ハウスで行われている「MCバトル」が、「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」などTVコンテンツとしても人気を博すなど、「フリースタイル・ブーム」ともいうべきムーブメントが起こっている昨今。

その中で「フリースタイルダンジョン」や「KING OF KINGS」(9sariUMB2015)で審査員を務めているのが、ラッパーのKEN THE 390。ソロMCとして数々のアルバムをリリースしている他、自身のレーベル:Dream Boyを立ち上げ、KLOOZやKOPERU、YURIKAといったアーティストのリリースも手がける、現在のヒップホップ・シーンを代表するアーティストである。

DTMによる宅録や、ネットによる楽曲発表やSNS告知といったDIYなプロモーションが難しかった00年代初頭。ゆえに、ラッパーの名を上げる事にMCバトルが大きな役割を果たし、平行してMCバトルが勃興してきた。その時期に、数々のバトルに参戦し、キラーMCとして名を上げたという事実が、KEN THE 390のキャリアを紐解くと現われてくる。

MCバトルで名を上げ、フリースタイルの貴公子という通称もある彼に、「MCバトルの楽しみ方」を話して貰った。

「僕が一番面白いと思うのは『切り返し』ですね。やはり相手あってのMCバトルなので、相手の出してきたラップに対して、どう返すかが肝になる部分が強いと思うし、実際に一番観客が沸くポイントでもあって。切り返しには韻や内容、フロウとか色んな返し方のパターンがあると思うんですけど、どのパターンであっても、その瞬時の『反応』に、バトルの即興性や、ラッパーのとしての個性が滲み出ると思うんですよね。切り返しは悪く言えば揚げ足取りという部分もあるけど、どうトンチを効かせて返すとか、どう上手いこと反応するかって部分に、その人となりのクレバーさだったり、頭の回転、話の面白さが出てくると思うし、カウンター・パンチがガチッとハマった時は、やっぱりやってる側も見てる側も、気持ちいいんですよ。だから、僕自身バトルに出るときは、相手の発言ををめちゃくちゃ良く聞いてるし、カッカッしないで、冷静に相手の情報を頭の中で整理してますね。ただ、僕だったり「フリースタイルダンジョン」のモンスターチームみたいな、ある程度の知名度があるラッパーになると、キャリアがある分、攻撃される材料も増えるんですよね。だから、バトルに出る前は、今の自分の状況だと、こういう口撃をされるだろうなっていう、自己分析をするんだけど、その作業が超辛い。自分の言われるであろう悪口を、自分で考えなきゃいけないから(笑)」

彼が審査員を務める「フリースタイルダンジョン」で、やはり印象に残っているのは、AOLニュースでも取り上げた「焚巻VS般若」戦だったという。

「観てて、もう心臓が潰れるかと思いましたね。バトルの熱量と圧力が凄すぎて。正直、格段に進化が進んでいる今のバトルのレベルに、般若さんがスキルの部分でどこまで拮抗出来るかは未知数だったし、焚巻もモンスターを全部倒して、疲れてるとは思うけど、同時に勢いにも乗ってて。だから、どんなバトルになるか、全く見当がつかなかったんですね。でも、般若さんの『フィジカルと情熱が超強い』っていうストロング・ポイントでガンガン押していく、鬼気迫る姿を観て、改めてラッパーってスゴいなって。ラッパーの何が格好いいのかっていう根源的な部分を、改めて感じさせられましたね。技術やスキルは発達して、みんな上手くなってるけど、ラッパーとしての魅力は、そういう技を超えた部分にも、確実に存在するよなって。隠れモンスターで出たQさん(ラッパ我リヤ)も、『声がでかい』とか『気合が違う』とか、もう技術論を超えた部分の凄味がある。そういったフィジカルの強さに、MCバトルやラッパーとしての初心を思い出しましたね。そういった切り返しやフィジカルに加えて、韻やフロウ、トラックへのアプローチ、バトルの背景、その場の空気感だったり、いろんな事が組み合わさって、その総体でバトルは成り立ってると思うから、生で観て体験して欲しいとも感じますね」

そして、現在のフリースタイル・シーンで名を上げたMC☆ニガリ、CHICO CARLITOといった面子や、ZORNやNORIKIYO、そしてDREAM BOYのアーティストを迎えたEP「真っ向勝負」をリリースする。

「前作が客演が無かった反動か、前作以降、客演作の制作が多かったので、今回は客演を一つのテーマにした作品にしようって。加えて、自分自身もバトルに呼ばれる機会もまた多くなってきていて、そういう場にフィットするような作品だったり、バトルの場で感動したアーティストの参加を考えたら、この人選になっていって。その最たるモノが、”真っ向勝負 feat. MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻,KOPERU,CHICO CARLITO,晋平太”や、”Nobody Knows feat.LICK-G”で。一方で、ポリティカルな”Make Some Noise”や、ハードな”Bangin”もあったり、EPだけどバラエティに富んだ内容になってると思いますね。今年はソロ・デビューしてから10周年なので、ほぼ毎月違う内容でライヴを見せる『LIVE MARATHON』というプロジェクトを始めたり、自分の原点のような部分も見せていこうと思ってますね。例えば、10年前にリリースしたアルバム『プロローグ』に収録した”Back in the days part2″という曲を改めて披露したり。タイトル通り過去を振り返ってる曲で、『俺もいろいろやってきたみた』って内容を当時の自分が歌ってるんですけど、それを今歌うと、当時よりも余計に気持ちが篭もるんですよね。その時「まだ始まったばかり」って言ってるけど、10年経ってもまだ始まったばかりだと思ってるし、まだ踏ん張るぞって、改めて思ってますね」

https://youtu.be/5yd_PL_Vooc

〈リリースデータ〉

KEN THE 390「真っ向勝負」
(DREAM BOY / DBMS-0034)
2016年2月10日発売

〈ライヴインフォ〉
“LIVE MARATHON #2″
3/25(金) 「Special Band Set Live」
会場 : LOOP ANNEX (Shibuya)
開場 19:00 開演 20:00
Act : KEN THE 390
Band : Gt 竹内朋康 / Key タケウチカズタケ / Bass TOMOHIKO a.k.a HAVEYLOOPER / Dr 岡野 “Tiger” 諭 / DJ HIRORON
チケット : 3,600円(ドリンク代別)

〈オフィシャルページ〉
dreamboy2012.tumblr.com
ameblo.jp/kenthe390/

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