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「一日一鶴」、日々の想いを折り鶴に託すORIGAMIアーティスト

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2015年の年初、とある男性が「2015年は毎日、自分の一日を折り紙の鶴で表現していきます」と宣言して話題を呼びました。そんな宣言をしたのは、ルーマニア出身の折り紙アーティストCristian Marianciuc(クリスティアン・マリアンチウク)氏。


(C) facebook/Cristian Marianciuc

ご自身は「ORIGAMI愛好家」と自称されています。折り紙といえば、日本で生まれ育った方なら一度は作ったことがあるのではないでしょうか。しかも鶴といえば、やっこさんと一位二位を争うくらいポピュラーなカタチ。でもクリスティアンさんの折り鶴は、普通の日本人がなかなか思いつかない奇抜な表現スタイルをしているんです。

自由な発想でデザインされた折り鶴たち


(C) facebook/Cristian Marianciuc


(C) facebook/Cristian Marianciuc

羽根にお花をつけたり、紙の装飾をつけたり、とってもデコラティブで美しい折り鶴ですね!


(C) facebook/Cristian Marianciuc

時には、羽根そのものにカッティングがあったりもします。ちなみにこのデザインは、東京オリンピックの新国立競技場デザイン・コンペで話題を呼んだザハ・ハディドさんのデザインから着想を得たそうです。


(C) facebook/Cristian Marianciuc

そして時には、折り鶴そのものをランプシェードのようにアレンジしたり。クリスティアンさんのデザインは、日本人の折り紙に対する先入観や固定概念を超えていくものばかり! しかもこれを、毎日毎日ひとつづつ製作しインターネット上で発表していっているというのだから、ものすごい創造性ですね!

クリスティアンさんが折り鶴にこめた想い

では、何故クリスティアンさんは鶴ばかりを作品にするのでしょうか。他にもアレンジがききそうな折り紙の型はありますよね。それには、彼の悲しい思い出とリンクするある理由がありました。

クリスティアンさんはオーストラリアの大学で日本文化を研究されたことがあり、その際に折り紙の存在を知り、たちまち夢中になったといいます。そして折り紙が平和の象徴であること、佐々木禎子さんという原爆の後遺症の白血病でなくなった少女が祈りを込めて千羽鶴を折っていたことを知り、大きく心を動かされたのです。

実はクリスティアンさんも10年前に5歳上のお姉さんを白血病で亡くされていることから、「折り鶴アートはお姉さんと佐々木貞子さん二人の女性に捧げる気持ちで行っている」とTABIZINEの取材に語ってくれました。


(C) facebook/Cristian Marianciuc

そういうクリスティアンさんの深い想いが込められているから、彼の作る折り鶴は私たちの胸に響くのかもしれないですね。

2016年も、「一日一鶴」を続けます!

2015年の年初に宣言した「365日、毎日デザインを発表する」というチャレンジを、無事に2016年の年初に達成したクリスティアンさん。けれど休む間もなく、なんと「1000羽になるまで折り続ける」と新たに決心されたそうです! その日の出来事や目に触れた色などを、デザインに取り入れて引き続き作品を発表し続けています。


(C) facebook/Cristian Marianciu

クリスティアンさんの作品を見ていると、なんだかこちらの創作意欲が刺激されますね! アートを、身近に感じます。そして彼が「冒険」(adventures)と呼ぶこのチャレンジ、「もし参加したい人がいたら、ぜひ声をかけて!」とご本人がおっしゃっています。InstagramやFacebookでクリスティアンさんご本人のメールアドレスを公開されていますので、もしご興味あればそれぞれのサイトをご参照ください。

[Instagram]
[facebook]
[I Made An Origami Crane To Describe Each Day For The Past 365 Days]

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