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【タベアルキスト】湘南のグルメキーワードは「やさしさ」と「希少価値」! ~名店巡礼 湘南編~

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みなさんこんにちは、メシ通レポーターのタベアルキストWakuiです。

今回も我々タベアルキストが、わざわざ食べに行く価値のある逸品を提供しているお店へ実際に訪れ、食べまくる究極の食べ歩き「名店巡礼」をお届けします。名店巡礼のセレクト店の定義やこの企画ポリシーなどは、ぜひ以前の記事をご確認ください!

~名店巡礼 湘南編~

今回の巡礼先は「湘南」を選びました。

今までの巡礼の中で一番メジャーなエリアでグルメスポットもいっぱい。湘南の持つイメージに忠実に行くならば、もちろん魚や若者向けの料理がテーマになりますが、いろいろ調べていく中で、小規模ながらもこだわりの畜産を行っている方がいることが判明。

これは是非ともいただいてみたいと、この希少なお肉をいただけるお店を軸に、テーマを「肉」に絞って、湘南エリアのお肉の美味しいお店をリストアップ。個性豊かな湘南の肉グルメ5軒が出揃いました。

1軒目:Loasi(ロアジ) 逸品:みやじ豚ロースト

2015年11月某日、秋の気配を残す暖かな日射しが眩しい快晴。江ノ島のビーチからは富士山もくっきりと見えます。今回は4名のタベアルキストで5軒の名店を巡ります。まずは観光客で賑わう江ノ電・江ノ島駅から湘南巡礼スタートです。

江ノ島へとむかう商店街、すばな通りにある「Loasi(ロアジ)」が1軒目。2013年にお隣の腰越駅前から移転してきたという人気のイタリアンレストランで、週末は満席になってしまうと聞き、事前に予約をしての訪問です。

お目当ては「みやじ豚のロースト(2,100円)」。

柔らかく内側からパンッと張るようなお肉には、しっかりと脂が入っています。しかしその脂はしつこくなく、口に入れるとすっと溶けていきます。歯応えはありつつも、柔らかな肉の繊維がほぐれて広がり、噛む程に溶け出す脂と一体化してクリーミーな旨さが味わえます。

この「みやじ豚」は、地元藤沢市の畜産農家「宮治さん」が生産から販売までを一貫して手がける湘南のブランド豚。ストレスフリーの環境で穀類・芋類を特別に配合した餌を食べて育つこだわりの豚は、月間100頭しか販売されない希少な豚肉だそう。

「Loasi(ロアジ)」では扱い初めて9年目。シェフ自身も「みやじ豚」のファンであり、定番の食材としてお客さんからの人気も高い逸品です。

また一緒に頼んだランチコース(1,600円)では、湘南の新鮮な食材をふんだんに使った料理も楽しめます。

とくに野菜は種類も豊富で、そのどれも力強い味わい。味濃く甘さもしっかりと感じられる、みずみずしい野菜たち。前菜の盛り合わせや、食材の組み合わせが面白い日替わりのパスタなどでもたっぷりと使っています。

湘南の美味しいものをひと通り楽しめるのが、コース仕立てのレストランのいいところ!

つづいて、電車に乗って辻堂へ向かいます。

お店情報

Loasi(ロアジ)

住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸1-9-6

TEL:0466-90-3200

営業時間:ランチ 11:30~14:00、ディナー 18:00~21:00

休業日:火曜日

執筆者:Kae Suda

2軒目:bhojan(ボージャン) 逸品:ラムカバブ

2軒目は、住宅街の中に一風違った佇まいを見せる「bhojan(ボージャン)」。カレーマニアの間では有名なお店です。

インド煉瓦で覆われた可愛いらしい建物は、中に入ると店全体に天窓から光が刺し込み、窓が無いのにとっても明るい。店内に入った瞬間からまるでインドの家庭にお邪魔したかのような、素朴で温かな空気感に包まれます。家庭的な接客にもほっこりとした気持ちに。

ランチセット bhojan C 1,430円(カレー チキンララ)

カレーはランチタイム提供の4種から、ボージャンおすすめのチキンとポテトの辛口「チキン ビンダルー」と、チキングレビーを卵・ クリーム・トマトで仕上げ、野菜を加えたマイルドな「チキン ララ」を。

優しく、そして挑戦的なスパイス達が辛味とともに徐々に襲ってきます。チキンや野菜の旨味と絡まって脳を刺戟する美味さ。いくらでも食べられそうです。

ランチセット bhojan C 1,430円(ベジタブルカレー、サラダ、プラオ、ピクルス)

ランチセット(bhojan C 1,430円)には他にベジタブルカレーとサラダ、チャイが付き、高温の土窯タンドールで焼いたナン、もしくはスパイスを加えて炊いたプラオというライスでいただきます。プラオはもちもちっとした食感で美味しい。

さてカレーには定評のあるボージャンですが、今回こちらのお店で 注目したメニューは、インディアンバーベキューの「ラム カバブ」1,650円 。骨つき仔羊の肉をタンドールの炭火で表面はカリっと、中はしっとり焼き上げた一品です。

ヨーグルト、クリーム、スパイスに漬け込んだお肉は、柔らかくしっとりジューシーな食感。表面はねっとりとスパイスやクリーム状のソースをまとっています。噛みしめると肉汁とともにヨーグルトの柔らかな酸味、そして複雑に絡み合ったスパイス達が口の中で次々と踊り始めます。

ラムの臭みは香り高いスパイスの中にしっかりと閉じ込められ、 深〜い肉の旨味となって口の中に広がってきます。ラムチョップとはまた違うインパクトある味わい。ヨーグルトもラム肉の旨味を引き出すのに一役買っています。ボージャンならではの逸品と感じました。

お店情報

bohjan(ボージャン)

住所:神奈川県茅ヶ崎市浜須賀1-44

TEL:0467-88-1373

営業時間:11:30~21:30 (L.O.)

休業日:月曜日・火曜日

執筆者:Satovi Yoshida

3軒目:ecomo Bakery marumaru 逸品:湘南ぴゅあソーセージピッツア

いつの間にか日射しもやわらぎ、夕刻のそれに近づいてきました。そんな中、辻堂駅から約25分、てくてくとあるいて藤沢バイパスのあたりまで。(もちろんバスの時間が合えば、バスを利用した方が良さそうです)

目的地は「ecomo」というLOHASをテーマにしたコミュニティモール内にある、「marumaru」というパン屋さん。国産のオーガニック食材を使った、子供も安心して食べられる美味しいパンが評判です。

美味しいお肉を食べ歩いていたはずなのに、なぜパン?その答えはこれです。

湘南ぴゅあウインナーソーセージ 464円

平塚で作られる、無添加のソーセージ、「湘南ぴゅあ」。これを使ったソーセージロールが食べられるとのことでやってきました。

しかし読みが甘かった……

ソーセージロールはお昼過ぎには早くも売り切れてしまい、我々が到着する頃にはお店の商品があとわずかなのでした。

そんな中で確保できたのがピッツア2種類。

左:ふじさわやさいのピッツァ 220円/ 右:ソーセージとジャガイモのピッツァ220円

ふじさわやさいのピッツァとソーセージとジャガイモのピッツァ。どちらももっちりとしたパン生地がおいしいピザです。

ふじさわやさいのピッツァ 220円

たっぷりとのった野菜は、地元の有機栽培農家が集まった「ふじさわ野菜をつくる仲間たち」のもの。

旬のとれたて野菜とともに、「湘南ぴゅあ」のプレーンソーセージをトッピング。

ソーセージとジャガイモのピッツァ 220円

一方、こちらはシンプルにジャガイモと玉ねぎ、それにローズマリーの香るソーセージ。塩・砂糖・香辛料のみでつくったソーセージは肉そのものの味が楽しめ、噛むほどにその存在感が増していきます。

この肉々しいソーセージが気に入ったら、「ecomo」のショッピングエリアでも買うことができます。もちろん我々もお土産に購入しました。

外もすっかり暗くなり、近くのバス停からバスに乗って、今度は湘南ライフタウン方面に向かいます。

お店情報

ecomo Bakery marumaru

住所:神奈川県藤沢市城南5-6-20

TEL:0466-37-3022

営業時間:10:00~17:00

休業日:月曜日

執筆者:Kae Suda

4軒目:Fika Room 逸品:ちがさき牛のビーフシチュー

すっかり暗くなってからの4軒目は、希少なちがさき牛が食べられる「Fika Room」です。

もも肉のステーキ:時価 (この日は130g/1,500円)

まずは希少なちがさき牛の味をストレートに味わえるステーキから。

焼き目の美しい肉をカットすると、ほんのりピンクの断面。見てのとおり脂はほとんどなく、純粋に肉の味が楽しめます。見た目たがわず、この厚みでも強い弾力。しっかりした肉の繊維を噛みしめると、素朴で力強い肉の味がやってきます。昨今の柔らかいだけのステーキたちに「軟弱者め!」と喝を入れんばかりの硬派なステーキでした。

部位は、その日その日の仕入れの関係で変わってくるとのことなので、来るたびに違った楽しみ方ができそうです。

Fika特製ハンバーグ:1,300円

2品目は、高座豚とちがさき牛のあいびきで作った、少し大きめのハンバーグ。

ステーキとはうって変わって、切り口からジュワジュワとにじみ出る肉汁。ステーキに比べると優しい味わいで、付け合わせの野菜との相性は抜群。「Fica Room」では野菜の直売もやっており、野菜の味もかなり良いです。

肉も野菜も美味しく食べたい! という欲張りな方にはおすすめな一品です。

ビーフシチュー:2,500円

最後は、ビーフシチュー。満場一致でステーキではなく、こちらのビーフシチューを逸品として推すことに決まりました。

ステーキが生産者のこだわりがストレートに楽しめるとしたら、ビーフシチューはシェフのこだわりがストレートに楽しめる一品。香味野菜と赤ワインに一晩漬け込んでから、トロトロになるまでじっくりと煮込まれた肉の柔らかさは驚きそのもの。ここまで柔らかく仕上がるのかと、ちがさき牛の持つ表情の多彩さに感じ入ってしまいました。

赤ワインのコクがしっかりと伝わるソースも絶品。ぜひバゲットも一緒に頼んで一滴残らず楽しんでください。

お店情報

Fika Room

住所:神奈川県茅ヶ崎市堤73-5

TEL:0467-98-1886

営業時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:00~22:00

休業日:水曜日

執筆者:Kazushi Kikutani

5軒目:糸半 逸品:鉄鍋もつ煮込み(玉子入)

そして、5軒目は茅ヶ崎駅南口から徒歩5分程でたどり着くもつ焼き専門店へ。

店の外にはもつ焼きのいい香りが漂い、赤提灯に誘われて暖簾をくぐると、店内は地元の常連客で活気に溢れています。その人気の理由は、リーズナブルな価格設定。串焼き一律120円の品書きに心がはずみます。

鉄鍋もつ煮込み(玉子入)450円

名物のもつ煮込みは、注文を受けてから鉄鍋で熱々に煮込まれて提供されます。味付けは濃い目の味噌味で、モツがたっぷり盛られ煮玉子も入っています。よく煮込まれて余分な脂が落ち、プリプリとした歯応えが楽しい。また、煮汁にはモツから落ちた脂が溶け、コクのある力強い味わいにお酒が進みます。

秘伝タレ5本盛り 500円

串焼きは、焼きとんと焼鳥がありネタはどれも規格外の大きさ。部位はおまかせ盛りなので、異なる食感が楽しめます。

焼きはガスロースターを使用し手際よく焼き上げられ、最後に秘伝のタレがたっぷりかけられます。噛みしめると肉の旨みがじんわりにじみ、甘辛で濃厚なタレがクセになる串焼きです。

モツの味はもちろんのこと居心地の良い雰囲気で、ついつい長居してしまう。地元に愛されている店というのが、店内の活気からも伺うことができました。

お店情報

糸半

住所:神奈川県茅ヶ崎市幸町4-25

TEL:0467-82-2868

営業時間:17:00~22:00

休業日:日曜日

執筆者:Masayuki Wakui

名店巡礼 湘南編まとめ

今回の5軒のセレクトいかがでしたでしょうか。

湘南といえば、「魚」のイメージが強いですが、今回はあえて「裏」グルメとも言える、「肉」をテーマに巡礼しました。湘南らしいオシャレなお店から、知る人ぞ知るディープなグルメまで、タベアルキストならではの魚に負けない肉を探してきました。

そんな湘南のグルメキーワードは「やさしさ」と「希少価値」。

やさしさについては、湘南独特のどこかゆったりとした空気感の中で生み出される料理は、食材の味を引き立てるやさしい味わいを楽しめます。

そして希少価値。今回取り上げた、みやじ豚とちがさき牛は一般的なブランド食材よりもさらに希少価値の高く、個人のブランドになります。それゆえ、外にはなかなか出てこず、ここ茅ヶ崎ならではのグルメと言えます。

カラッと晴れ渡った冬の海岸沿いをぶらりと散歩しながら、あえての「肉」グルメ。そんな、少し通っぽい湘南小旅行はいかがでしょうか。

次回は、東海道線をさらに奥へ!静岡市編です!

(取材日/2015年11月28日)


書いた人:

タベアルキスト

タベアルキストとは、「食べる幸せ、探す喜び」をモットーにした実名制の食べ歩きマニアのコミュニティ「Tabearukist Association」に所属する、年間300軒以上の外食をしているメンバーのことを「タベアルキスト」と言います。その一食、一食を、お腹も心も満たされる幸せな時間とするため、「一般人による一般人のためのグルメ検証」を旗印に、公正中立な立場から「食べる価値のある逸品」の情報を発信しています。 Webサイト:Tabearukist Association facebook:Tabearukist Association

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