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マイナス10度でも平気で外遊び!「公園おばさん」システムに助けられた引きこもり親子 in フィンランド

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息子が生まれたのは北欧フィンランド。

一年のうち、三分の一は日中まともに太陽が出ません。

そのため、心身の健康のためにフィンランド人は無理やりにでも「外に出る事」を厳しく自分に課しているイメージがあります。

それは赤ちゃんも同じで、天候に関わらず雨でも雪でも、午前中とお昼寝後は親がほぼ毎日公園に連れて行きます。

親子共々、防水&防寒の外遊び着は必需品。

冬もマイナス10度くらいまでなら公園に親子連れを見かけます。

しかし、わが息子は外嫌い。

家でレゴをいじったり、ベビーカーでバスに乗ってドアの動きを見つめているとご機嫌なのですが、公園に連れて行ってもすぐに帰りたがります。

冬の日のお昼前にうっすらと日が差している時など、たくさんの親子が公園にいるのを横目に「今行かないと!バスばっかり乗っていないでこの太陽を浴びないと成長に影響が!」と焦る私。

外遊びの支度をいやがる息子にイライラしてしまったものでした。

そんな中で引越しをし、目の前の公園に「公園おばさん」なる人がいるのを知りました。

「公園おばさん」とは、公的な託児システムのひとつで、未就園児を預かって公園で遊ばせてくれる人の事。

歩けるようになれば預けてOK。

家の前の公園では、5人ほどの0〜2歳児を一人のシッターがみていました。

一人一人に絶え間なく声がけをしながらうまく遊んでくれるので、みんなシッターの周りに集まって、とても楽しそう。

様子を見に行った日、息子は私にくっついてじーっとその様子を観察していましたが、シッターが砂場で大迫力のトンネルを作った時には自分から走り寄って行き、ミニカーを走らせて黙々と遊びだしました。

それ以来少しずつ公園に出かける日が増え、私にくっつきながらも、シッターと子供達の輪のはじっこになんとなくいる・・・そんな日々が続きました。

そのうち顔を覚えてくれて輪に入れてくれるようになり、シッターはささいなことでもほめちぎってくれるので、息子も楽しそうにしている時間が増えていきました。

同時に私もだんだんと顔見知りが増え、他のお母さん達との立ち話が気分転換にもなりました。

シッターと出会うまでは、絶対に外に行かなきゃ!と焦る私の気持ちが息子にマイナスに作用していたのかなと思います。

引っ越したばかりで知り合いもなく、連れ出す苦労に疲れてあのまま家にこもりがちになっていたらと思うと、息子には外遊びの楽しさを、そして私には近所の人たちと知り合うきっかけをくれた「公園おばさん」に感謝してもしきれません。

著者:はちたろう

年齢:40歳

子どもの年齢:8歳と6歳

2、3年住んでみようかと夫婦で引っ越したフィンランドが気に入ってしまい、子供も2人産まれて気づけば10年経過。2014年に帰国し、日本とフィンランドの子育て事情の違いを新鮮に受け止める日々。 長男は鉄ちゃん、次男の頭の中は消防士と忍者でいっぱい。方向が違いすぎて休日のお出かけ先チョイスが最近の悩みの種。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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