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LiLiCoが語る映画『タイタニック』 「タイタニック、バイアグラ、サウスパーク。これがその年に流行ったんです」

LiLiCoが語る映画『タイタニック』 「タイタニック、バイアグラ、サウスパーク。これがその年に流行ったんです」

世界歴代興行収入ランキング第2位を記録した不朽の名作『タイタニック』。1997年に公開され、アカデミー賞(R)11部門を受賞する快挙を成し遂げ、主演を演じたレオナルド・ディカプリオは本作で瞬く間にスターダムへと駆け上がった。映画史を語る上では欠かせない本作だが、この度映画公開から19年目にして『タイタニック』シネマ・コンサートが日本初上陸。大スクリーンでの映画上映に加え、オーケストラ&アイリッシュバンドによる生演奏と、贅沢三昧の環境で映画を堪能できる、なんとも新しいスタイルの上映形態となっている。そんな本企画の応援大使に、映画コメンテーターでお馴染みのLiLiCoさんが就任、「この企画がいかに素晴らしいか!」をアツく大きな声でたくさん語ってくれました。

―――『タイタニック』は、当時は劇場でご覧になられましたか?

それが観てないんですよ。当時ある番組で映画紹介をしていて、それが終わったくらいの時だったので、たまたまあまり映画館に行っていない時期だったんです。あと、当時はミニシアター系がすっごい好きで、小さな作品を見に行くのが大好きだったんですよね。

―――でもこの当時って、結構ハリウッド映画が全盛だった頃ですよね?

そうなんです。でもなぜか「流行りに乗らない」ってのが当時自分の流行りだったんです(笑)。くだらないブームなんですけど。だから、公開から1年くらい経って観ましたね。まだVHSでテープが2本あるので、途中で入れ替えないといけない、そんな時代でしたね。あと、ラブストーリーというものにも・・・。ちょっとひねくれた性格だったんですよ・・・(笑)。私の母がすごく「キスシーン」に敏感で、いつも誰かがスクリーンでキスすると「キャー!!」って言うんですよ。スウェーデンではキスシーンは普通ですけど母は古い日本人だったので、キスすると「キャーダメよ!」って(笑)。そういう影響があって、なかなかラブストーリーを素直に観られなかったんですが、この作品は、(ジェームズ)キャメロン監督がラブストーリーを作るということ、あとラブストーリーを描くと言っても『タイタニック』は実話ですから、そういう意味でも興味があって観ましたね。観ると本当に素晴らしくって、キャメロン監督はやっぱり凄く上手いなと思いました。今まで4~5回は観たと思います。

―――LiLiCoさん自身は当時ミニシアターブームでしたが、公開時は日本もすごい盛り上がりで、当時のブームって覚えていますか?

もちろん覚えていますよ!みんな映画観に行ってましたからね。だって『タイタニック』『バイアグラ』『サウスパーク』。これがその年流行ったんですよ!この3つです。

―――笑。あまりのブームに『タイタニック』を何回も観るという現象までありましたよね?

そうなんです。でも私は周りが観れば観るほど観なかった~(笑)。『サウスパーク』ばかり観ていましたからね。周りも皆「レオ様レオ様でレオ様!」で。でも私、本当はローズの婚約者(キャルドン役のビリー・ゼイン)がすごいイケメンだと思っていて、私ゼインさん大好きだったんですよ!ああいう濃い人(ゼインさん)が好きだったので・・・。今となったら、レオは「可愛いわ!」って母のような気持ちで観られるんですが(笑)。当時は完全にゼインさんでした。

―――LiLiCoさんは年間ですごい数の映画をご覧になられていますが、『タイタニック』はご自分の中でどんな存在でしょうか?

「色褪せない永遠の愛」でしょうね。切ないからこそ、皆の心に残っていると思うんですよ。ハッピーエンドを好む日本人が多いと思うんですけど、私はちょっと複雑な終わり方の映画の方が好みで、自分で終わり方を作れる映画がとても好きなんですね。「そこで終わっちゃの?」っていう(笑)。そこからは、自分がどういう恋愛をしてきたかによって、心の残り方が変わるというか。個人的には、ちょっと悲しい終わり方の映画の方が好きです。『タイタニック』は物語がちゃんと終わっていますが、でも切ないからこそみんな覚えていると思いますよ。

歳を重ねると、どれだけローズが嫌な思いをして生きてきたのか、そういう「前後」の「前」のストーリーも想像して観てしまいます。ジャックと出会って、本当の彼女がどんどん出てきて、ローズの心情が変わっていく・・・。そこがすごく細かく描かれているな、と改めて思いますね。若者だけの恋愛話じゃなくて、本当にバックボーンがしっかりしているんですよ。観る度に、いつもと違うところで感動できるところが、『タイタニック』がずっとみんなの中で生き続けるところなんだろうなって思います。

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