婚活ブームにハイブリッドスイーツ。マレーシアの最新トレンドランキング
透明度の高い海に囲まれたレダン島やランカウイ島、時間の流れがゆったりとしたボルネオ島北部のサバ州・サラワク州、近代化が目まぐるしい首都クアラルンプール(KL)など、訪れる場所によりさまざまな表情を見せてくれるマレーシア。イスラム教を筆頭に、さまざまな文化が入り混じったエキゾチックな雰囲気が魅力です。
TNCアジアトレンド総研がアセアン主要6か国を対象に行った2015年度のトレンドランキングをもとに、マレーシアの最新トレンド事情をお届けします。
5位:豪華な「ハイブリッドスイーツ」
マレーシアのカフェで人気を集めているのが、クロワッサンとドーナツを合わせた「クロナッツ」、クロワッサンとマフィン、ホットケーキとスフレなど2種類のスイーツを組み合わせた「ハイブリッドスイーツ」。ひとつ20RM(約600円)前後と、現地の物価水準から見ると少々高価ながらスイーツ好きの男女に支持されている模様です。
親しくしているKL在住の友人が、洗練されたカフェごはんやスイーツの写真をスマホアプリで送ってくれるたびに「筆者がKLとシンガポールを行き来していた8年前には、こんなオシャレな食べ物はなかった!!」と驚いています。
マレーシアの友人が送ってくれた、薄焼きピザ風の「The Mexican」。
4位:タクシーより便利!?「配車アプリ」
先日ご紹介したインドネシアやシンガポール同様、マレーシアでも配車アプリの利用者が急増していると言います。タクシー会社と連携した「MyTeksi」、自家用車を使った個人タクシーサービス「Grabcar」、アメリカ発の「Uber」などが話題に。渋滞時や大雨が降ったときなど捕まりにくい、女性ひとりでは利用の際に不安といった問題緩和が期待できることから話題に。
3位:さまざまなフレーバーが楽しめる「電子たばこ」
20〜40代のマレー系男性の間ではファッションアイテムとして、持ち運びに便利な「電子たばこ」が流行中なのだとか。バニラ、ストロベリー、チョコレートなどさまざまなフレーバーを入れて楽しむことができるのはもちろん、たばこ自体のデザインやバリエも豊富なことから人気を集めているそう。
2位:イスラム教徒を対象とした「ハラル婚活サービス」
イスラム教徒のマレー系男女を対象としたハラル婚活サービス「ハラル・スピード・デーティング」が誕生。イスラム教の戒律に沿った出会いから結婚までのマッチングを行うサービスとして、人気を集めているようです。会員の男性のなかには「第二夫人」を、女性のなかには「本妻でなく第二夫人」あるいは「現在の夫の第二夫人」を探す人など、一夫多妻制のイスラム教を反映しているところがユニーク。
1位:高機能の「空気洗浄機」
インドネシアの焼畑農業や排気ガスなどが原因の大気汚染「ヘイズ」。マレーシアやシンガポールは毎年、ヘイズの影響がありますが、昨年はスマトラ島の森林火災の影響により悪化。これを受けてパナソニックやシャープ、日立など日系メーカーの商品を主力に、機能性に優れた空気洗浄機の需要が高まりました。
「ハラル婚活」については、適齢期を迎えているのに「相手が見つからない・・・」と悩んでいるキャリア系ムスリム女子の一助となりそうな気がします。
国内のトレンドとなんだかちょっと似ている気もするマレーシアのトレンド。次回訪れる際には、注目してみたいですね。
[ASIA Trend Lab.]
[Photos by Shutterstock.com]
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