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フェス後に発症する耳の病気、音響外傷に要注意!

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夏の風物詩として、人気絶頂の「音楽フェス」ですが、大音量で流れる音楽は時に、耳の障害を引き起こすことも…。そんなフェスやライブ、コンサートなどが原因で発症する「音響外傷」が年々、増えてきているとか。

今回は、そんな“大きな音”が引き起こす、耳の障害について、医師に伺いました。

音響外傷は、なぜ起こる?

音響外傷とは、大音量の刺激で聴覚に関係する神経(医学的には蝸牛コルチ器有毛細胞と言われるところです)が傷害を受けたものをいいます。

大きな音の例としては、ロックコンサート、耳の近くで大きな音や声を不意に出される、爆発音、海外では耳元近くでの銃の発射音などがあります。

めまい感まで引き起こされる!?

症状は聞こえが悪くなったり、耳鳴り、耳閉塞感、めまい感が挙げられ、片方のみのこともあれば両方の耳で生じているケースもあります。自覚がなくても検査をしてみたら、じつは左右の聴力差があったということも。

中でも多い症状が、耳の閉塞感。約半数の人に見られるといわれています。また、それまで大きな音を何度も聞いていて自分は大丈夫だと思っている人でも、突然発症することがあるので注意が必要です。

原因はフェスやライブ会場だけではない!?

上記の点から、大音響に慣れてしまうことは日頃から避けなければなりません。ポータブルMP3プレーヤーの普及によって音響外傷が近年増えているとの報告もあります。

予防するには、100デシベル以上の音を15分以上は聞かないようにすることが推奨されています。

障害の程度には、幅がある。

障害の程度は以下が目安となります。

<軽度の障害>

周波数が4000Hzの音を聞く能力が低下。医学的にはc5-dipと呼んでいます。

<高度の障害>

低音(低い周波数の音)の聴力障害から、聾(ろう)といわれるほとんど耳が聞こえない状態までさまざま。

受診の目安と、治療法

<受診の目安>

発症して翌日におさまってしまうような軽症のケースもありこの場合は幸いですが、次の日になっても良くならない場合は早急に耳鼻科を受診しましょう。

<治療法>

一般的に音響外傷の治療は安静やステロイド剤、ビタミン剤などの薬を使います。早目に治療を開始するほど予後はよいとはされていますが、聴力が完全には回復することは難しいともいわれ、耳鳴りなどの症状が残ってしまうこともあり、耳の外傷は完治が難しいといわれています。

【医師からのアドバイス】

フェスやライブ、コンサートでは、大音響を思う存分に楽しみたいところですが、思わぬ落とし穴には注意が必要です。そして、もし少しでも耳の調子が悪いと感じれば、すぐに耳鼻科を受診しましょう。

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