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発熱と同時に関節痛…! これって重病なの?

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発熱と同時に関節が痛むという経験をお持ちの方、けっこういるのではないでしょうか。今回は、そんな辛い症状に潜む病気について、医師に解説してもらいましょう。

痛む関節がひとつの場合は?

発熱と同時に、痛む関節が1つであれば、細菌などによる関節の炎症が原因です。

早めに整形外科を受診して、膿を出したり抗生剤などの適切な治療を受ければよくなります。

複数の関節が痛む場合は?

複数の関節が痛む場合でも、前述のように細菌やウイルスによる感染が原因になることがあります。

感染による発熱と関節痛で特に注意したい原因が、次の2つです。

1つ目は、HIVによる感染で半数以上の例で必ずしも炎症所見を伴わないのに、強い関節痛が認められることがあります。診断は血液検査で容易にできます。

2つ目は、淋菌による関節炎です。若年の女性に多くみられ、色々な関節に炎症が起こり、時には強い痛みを伴います。診断はこの病気を疑って、婦人科的な検査を行うことによりますが、難しい場合もあります。淋菌性関節炎は抗生剤で治療します。

発熱と多関節痛をともなう2つの病気

細菌やウイルスによる感染以外にも、リウマチなどの免疫の異常膠原病(こうげんびょう)なども原因として考えられます。

発熱と関節痛だけでは各々の膠原病を診断することは難しいのですが、それ以外の特徴的な症状や所見を調べることで診断することができます。膠原病の中で発熱と多関節痛が起こる代表的な疾患は、「慢性関節リウマチ」「全身性エリテマトーデス」です。

代表的な病気その1:慢性関節リウマチ

慢性関節リウマチは中年以降の女性に多く見られ、朝の手のこわばり関節の腫れと痛みが主な症状です。手首や手指の付け根と第二関節、足指の付け根のほか、足首、肩、肘、膝、股関節などの関節に腫れや痛みが起こることもあります。

原因は免疫の異常ですが、適切な治療を行わないと、炎症が起こっている関節が破壊されて、最終的には関節が変形して動かなくなります。これは血液検査と関節のレントゲン検査によって診断できます。免疫を抑える薬で治療を行いますが、完治することは難しいでしょう。

代表的な病気その2:全身性エリテマトーデス

全身性エリテマトーデスは若年女性に多く、頬の両側にちょうど蝶が翅を広げたような形の赤い湿疹ができます。発熱皮膚症状、関節炎以外に足や顔の浮腫み、痙攣などの神経症状特殊な肺炎も起こります。

血液検査で診断ができ、免疫を抑える薬によって治療を行いますが、完治することは難しいでしょう。

【医師からのアドバイス】

今回ご紹介した慢性関節リウマチや全身性エリテマトーデスを疑う場合は、内科、特にリウマチなどの膠原病を診ることのできる内科を受診して、検査を受けて下さい。いずれも早期診断、早期治療が大切です。

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