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胎児を襲う「TORCH(トーチ)症候群」について知りたい!

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妊娠中は普段なら気にならないさまざまなことが気になりますね。

最近は南米で流行している「ジカ熱」が、妊娠中に感染すると赤ちゃんの小頭症を起こすリスクがあるのではないかと報道されています。

ジカ熱は地球の裏側の話と思ってしまうかもしれません。しかし、以前から妊婦さんが感染すると赤ちゃんの健康に問題が起こる可能性が懸念されるものがあります。それが「TORCH症候群(とーちしょうこうぐん)」です。

今回はこのTORCH症候群について医師に解説していただきました。

TORCH症候群ってなに?

TORCH症候群は聞きなれない言葉だと思います。

これは感染症をもたらす病原体の頭文字をそれぞれとった総称です。

T:Toxoplasmosis

  トキソプラズマ症

O:other

  その他の感染症。

  B型肝炎ウイルス、梅毒やコクサッキーウイルスなど

R:Rubella

  風疹

C:Cytomegalovirus

  サイトメガロウイルス

H:Herpes simplex virus

  単純ヘルペスウイルス

これらの病気の恐ろしい点は、母体の症状はそれほどでもないのに、妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに深刻な影響を与えてしまうことが多い点です。

日本でも珍しい感染症ではない!

TORCH症候群は妊娠中の流産や死産、子宮内での胎児発育遅延の原因となることがあります。

無事生まれたとしても以下のような症状が胎児に現れる原因となることもあります。

・小頭症

・水頭症

・精神運動発達遅滞

・脳性まひ など

これ以外にも感染したウイルスの種類によって、視覚障害や心血管系の先天的な障害を引き起こすおそれがあります。

これらの病気は必ずしも頻度の低いものではありません。

たとえば日本においても毎年先天性にサイトメガロウイルスに感染した赤ちゃんが1000人程度生まれるといわれ、先天性のトキソプラズマ感染症も何百人という規模で発生しています。

ワクチンはある?感染を防ぐ方法は?

TORCH症候群の中には予防のためのワクチンがないものもあり、気を付けていても100%予防することは難しい場合があります。

ただ、風疹やB型肝炎などには有効なワクチンがあります。

今後妊娠・出産を考えている女性の方は、あらかじめ抗体価を測ることや妊娠前にワクチンをあらかじめ打ってリスクを下げておくということも視野に入れておくといいかもしれません。

【医師からのアドバイス】

トキソプラズマなども問題になるのは妊娠中の初感染のため、抗体があるかどうかを知っておくといいですね。

妊娠・出産は人間の力ではコントロールできない部分が数多くあります。情報に踊らされることなく、対策できる部分については十分な対策を落ち着いて行いたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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