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不妊の定義が2年から1年に短縮!その理由とは?

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「今年の8月から不妊の定義が2年から1年に短縮される」というニュースを耳にされた方も多いと思います。これは現在、不妊症の定義は「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、避妊することなく性生活を行っているのに2年以上妊娠しないこと」とされているものが、1年以上に変わるということです。

今回はどうしてこのような決定が審議されているのか、その背景について医師に解説していただきました。

2年から1年になることのメリットは?

不妊症になる大きな原因の一つになっているのが、晩婚化などの影響もあり、妊娠を希望する方が高年齢化しているということにあります。高齢は不妊になる大きなリスクで、ひとつ年をとるごとに、妊娠のしやすさは大きく減少します。

実際、妊娠をする確率でみると、20代後半から低くなりはじめ、30後半になると著しく下がります。

妊娠にいたるまでの時間も、20代前半では、平均3か月程度で妊娠にいたりますが、30代後半では、約半年以上を要するようになります。ほかに不妊となる要素がなくても、加齢による卵巣や卵子の機能の低下で不妊にいたり、これは誰にでも起こり得ます。

そのため、早い時期に不妊治療を始めるのが望ましく、不妊定義の期間も短くすることに意味があるといえます。

不妊治療の補助金も1年からもらえるように!

実際には、不妊治療を行っている病院では、この定義にとらわれることなく、2年を待たず不妊治療が始められることも多いので、臨床現場自体にはあまり変化など関係はないかもしれません。しかし、地方自治体などでは不妊症の治療に対して補助を出しているところもあり、それらの治療費補助の制度を早くから利用できるようになるのは不妊で悩むご夫婦にとっては大変嬉しいことといえます。

これまでよりも不妊治療が早く始められ、多くの人が不妊治療に参加しやすくなるという意味でも、この定義の変更が必要であったといえます。

変更の理由として日本産婦人科学会は「国際的な基準からしても不妊症の定義は1年であることが多く、その基準に合わせた」ということも挙げています。

【医師からのアドバイス】

具体的には、この定義の変更は日本産婦人科学会の理事会で承認されており、今後産婦人科学会会員の意見を聞いた上で、8月に決定されるということです。 不妊で悩むご夫婦にとっては朗報といえますね。

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