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「保育園落ちた日本死ね!!!」の人に言いたい「まだ諦めるな!保活の勝負はこれからだ!」

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はてな匿名ダイアリーに投稿された「保育園落ちた日本死ね!!!」という記事が、世間に波紋を広げています。

投稿者の方は4月に子供の認可保育園入園を目指し申請を行っていたところ、残念なことに枠から外れてしまったようす。
強い言葉で「一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。」「子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。」など国に対し怒りをぶつけています。

【関連:厚労省の規制緩和策「保育業務 無資格でも従事可」が物議】

この投稿には「ド正論」「お怒りはもっとも」など賛同する意見が多く集まり、さらにWebニュースやテレビでも紹介され色んな意見が語られている状況です。
国に対する不満をもっと声を上げて叫ぶべきだという方や、保育士達の置かれる賃金や労働状況に問題があると指摘する方。本当に様々。

でも現実的なところ、それを今話し合っても4月入園から外れてしまった親達にしてみれば、すぐに解決することではありません。
問題は問題として今後継続的に訴え改善していくべきだとは思いますが、現状落ちてしまった人はどうすれば良いのか?

数年前のことになりますが、上の子4歳クラス、下の子1歳クラスで4月入園を目指していたものの両方とも4月入園に外れてしまった筆者経験から、目先の話をつらつら書いてみたいと思います。

▼保育園落ちた日本死ね!!!
http://anond.hatelabo.jp/20160215171759

■重要なのは加点とタイミング

認可保育園には公立、私立とありますが、入園にはどちらも自治体が窓口と審査を行っています。
4月入園のために配布される資料には募集人数が記載されていることがあり、私が住む地域の場合だとどこも学年1人から2人。かろうじて0歳児クラスが3~4空きがあるくらいでした。

なぜそんなに狭い門なのか。認可保育園は一旦入園してしまうと、特殊な事情がない限りはほぼ退園させられることはありません。そして入園年齢は0歳児からとなっていますので、入園条件に合う人でタイミング良く空きがあれば年間通し順次入園していきます。その積み重ねからすぐ枠が埋まってしまうのです。

肝心の入園条件についてですが、子育てにおける環境(周りに育児を手伝う親類はいるか)、親の健康状態(病気中であるなど)、親の収入、親の勤務状況、片親世帯かどうか。など一つ一つの要素を見て、ポイントが積み重ねられ高い人から優先して入園が許可されることになっています。

両親いる世帯については、両親正社員でフルタイムで働けばポイントは高得点になると言われていますが、実際はそうした状況でも外れる人がほとんど。そこで重要となってくるのが、「加点」です。

「どうしても自分で保育できない」という状況・実態を加えることでポイントに加点されることがあるのです。その1つが「認可外保育施設を利用中」。

それを知らずに当時の私は2人手元で見ていたものの、勤め先も決まっているし(その時は内定状態)、親は近くにいないし「受かるだろう」と楽観的に思っていました。でも実際は見事外れ。

そこでどうしようとなった訳ですが、2人の子を育てて行くには家計を考えると夫婦共働きが理想。内定は断りたくありませんでした。とりあえず入園申し込みはそのまま残し順番待ち状態にして、認可外保育園に預けてフルタイムで働き、自治体に対しては認可外利用の補助金を申請。今で言う「保活」をすることにしたのです。

ここで紹介しておきたいのですが、認可外保育園の場合、月謝を保育園に対し直接支払うものの、後から自治体によっては補助金を出してくれるところがあります。1人1万から3万と言われており、親の収入状態で決定します。
我が家の場合には2人で1万9千円受けることができました。

そして認可外保育園に支払った額は、朝8時から夜7時まで週5日預けて2人9万7千円。多少戻ってくるとはいえ、これはなかなかぐっと来る額でした。でもこれでも安い方です、園によっては2人預けて15万超えるところもあります。できるだけ安くて家から近く、そして良い園をと5園ほど巡り見つけた園だったのです。

■狙い目は途中入園

地道な努力が功を奏したのか、4月入園には間に合わなかったものの1ヶ月おくれて上の子の5月からの入園許可通知が届きました。
いやーびっくりしました。たった1ヶ月です。4月入園には申し込みが殺到するため、多くの人と比べられますが、4月外れてあきらめた人も多かったようで、ライバルが減っている+落選経験者+ポイントがアップしている+タイミング良く空きができたなど様々な要因から順番が巡ってきたようです。

保育園の4月入園合否はだいたい2月に届きます。そこから入園まで2ヶ月ある訳ですが、「急な転勤が決まった」、「保育園ではなくやっぱり幼稚園に」と断る人もいるようす。その調整が4月以降に行われたみたいです。

それからしばらくは、上の子認可保育園、下の子認可外保育園という環境で過ごしていましたが、約3ヶ月後の7月20日ころ、ようやく下の子にも許可通知が届いたのです。
ちなみに途中入園の通知は何の前触れもなく突然届きます。私の経験上どちらも入園指定日2週間前ぐらいに発送されていました。

届いた下の子の入園許可は、8月からの入園となっていました。後から聞くと、7月転勤の家庭があったようで、空いた枠に入ることができたようす。
ただこの時は上の子と別の園での入園許可となりました。ちなみに入園式は途中入園なので翌年の式に参加しました。

■新規入園よりも転園の方がはるかに楽

兄弟で園が別れるということは、親の負担は倍。送り迎えは朝晩2箇所、運動会2回、お遊戯会も2回……。大変なことは容易に想像できました。ただ、それに比べても認可保育園に入園させることの方がもっと大変と考え、別々でも一旦入れることに。

この決断にはもう一つ理由があって、新規に認可保育園に入れるよりも、既に兄弟のいる認可保育園に転園させる方が空きさえあれば優先的に行って貰えることを知っていたからです。

最終目標は翌年4月の転園。それを目指して、数ヶ月頑張ることにしました。もちろん翌年には無事、上の子を下の子の園に転園させて1つの園にまとめることができました。

別々の園は当初面倒くさく感じていましたが、ちょっと良かったこともあり、2つの園を実際に経験したことで、それぞれの良いところ悪いところを比べることができたのです。

当初は上の子の園に下の子を転園させる予定でしたが、送り迎えで行く別の園に魅力を感じたようで上の子自ら転園を希望してきました。確かに親から見ても下の子の園の方がカリキュラムが充実し、園の雰囲気も良いと感じていたので、その願いには大賛成。親子ともども園を選べるという選択肢が得られたのは、後から思うと本当幸運だったと思います。

■よく聞かれる「認可外保育園(無認可保育園)は大丈夫?」

「認可外保育園に預けたことがある」と言うと、結構な人数に「大丈夫だった?」と聞かれることがあります。

どうやら「認可外」という響きに違法的なものを感じているようです。でも実際はと言うと国に認可されていないだけで、届け出が義務づけられていますし、運営には保育士の人数、保育面積、設備など一定基準を満たすことも求められています。だから、誤解されているような「違法保育園」「闇保育園」というダークな意味ではありません。

それに認可外保育園にも良いところはあり、園によってはリトミックや知育教育の先生を週1招くなど園独自の教育に力を入れているところもあります。

子供を通わせていた大手音楽教室のリトミックは月4で1人月謝8千円。知育教育も同じぐらいでしょう。認可外保育園と言うと少々月謝が高くなってしまいますが、そうしたカリキュラムを取り入れているところを選べば、保育をしてもらいつつお稽古ごともさせていると割り切ることができます。
実際にこうしたカリキュラムに魅力を感じ、あえて小学校に上がるまでは認可外保育園に通わせるという家庭もあるそうです。

園に対し何を期待するのか。安さか、内容か、預ける時間か。
どれを優先するかで認可外でも満足行く保育を受けさせることができると思います。

4月入園かなわず今落胆しているお母さん達は多くいると思います。それを今回のはてな投稿者の方のように怒りを国にぶつけるのも手だと思いますが、その後は少し冷静になって、「今できること」を探してみると、親子にとってより良い方向に傾くのではないでしょうか。

最近はよくニュースなどで保活の話題が取り上げられています。でも出てくるのは保活中の人の話ばかりで、その後については語られることがあまりなく不安だけが増大させられている気がします。確かに国の子育て支援はまだまだ改善すべき点があると感じていますし、それを広く訴えるべきだとも思います。でもとりあえずは今回は目先の話として、私のような経験がどこかの誰かを少しだけでも明るい気持ちにさせられたら。そう願っています。

(文:栗田まり子)

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