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安倍首相や若槻千夏も?モデル・高橋メアリージュンが乗り越えた「潰瘍性大腸炎」とは。

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先日、モデルの高橋メアリージュンさんが、「潰瘍性大腸炎」という大腸の炎症性疾患を患い、壮絶な闘病生活を送っていたことを公表しました。

過去には、安倍普三首相や若槻千夏さんもこの潰瘍性大腸炎になっていたようです。多くの著名人を苦しめた潰瘍性大腸炎とは、実は難病指定もされているとのこと。

潰瘍性大腸炎とは一体どのような病気なのでしょうか? 内科医にインタビューしました。

Q1. 潰瘍性大腸炎の原因、症状とは?

潰瘍性大腸炎とは、正常な大腸に過剰な免疫反応が起きてしまい、大腸に炎症が起きて症状が発現するものとされています。このような疾患を「炎症性腸疾患」といい、他には「クローン病」があります。原因は現在のところ不明です。

初期の症状としては、主に下記が挙げられます。

・便に血液が混じる(血便)

・ねばねばした分泌物が混じる(粘血便)

・急に腹痛が起こる

血便だけの場合には「痔核」(いぼ痔)と勘違いしてしまう方もいます。

症状が進行すると、下痢や腹痛が夜間にも出現したり、発熱や食欲不振といった症状が出る場合があります。症状は持続するというだけでなく、良くなったり悪くなったりを繰り返すこともあります。

また、潰瘍性大腸炎は、大腸以外に病気による体の変化が起きないことが特徴的です。

Q2. 潰瘍性大腸炎になりやすい人の特徴は?

欧米では、約20%患者さんに炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎あるいはクローン病)の近親者がいるという報告があります。

日本では明らかな研究報告はありませんが、親が潰瘍性大腸炎の場合、子どもが潰瘍性大腸炎になるリスクはやや高いと言われています。これは遺伝子的要素だけでなく、食生活や生活習慣などの環境因子も関与していると考えられます。

Q3. 治療法には、どのような方法がありますか?

内服薬(5-アミノサリチル酸【5-ASA】製剤、ステロイド剤)が一定の効果をもたらします。

内服薬の効果がない場合や難治例は、免疫抑制剤の追加や血球成分除去療法(血液中から異常活性した白血球だけを取り除く治療法)などが用いられます。重症例や大腸に穴があいてしまう例では、外科的療法が選択されます。

ただ、残念ながらどの場合も完治することはありません

Q4. 予防方法や普段心がけるべきことがあれば教えてください。

なかなか具体的な予防策はありませんが、下記のポイントに気をつけてみるとよいかもしれません。

・肉や乳製品などを食べ過ぎない

・アルコールやコーヒーなどの嗜好品を過剰摂取しない

・ファーストフードやスナック菓子などはなるべく避ける

・魚や野菜を中心とした食生活に切り替える

・心身のストレスをためないようにする

・規則正しい生活リズムを取り入れる

・定期的に運動をする

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