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【DNA Diet and Lifestyle】vol.6: さっき食べたのにもう空腹!?

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食べても、食べても、お腹が空く!?

先月から、アメリカで「遺伝子に沿った食事と生活」の講義を始めたのですが、あるメタボな中年男性の方からご質問がありました。

いくら食べてもお腹が空くんだ。減量を試してみたけど、お腹が空くから続かなかった。一度は痩せたけどまた太っちゃった。」

良くあるパターンですよね。実はジャンク・フードってお腹が空くのです。でもお腹が空く仕組み、お腹がいっぱいになる仕組みをきちんと理解していると、「お腹いっぱい」と感じて満足することができるようになります。

食べてもお腹が空く仕組み。

では、なぜジャンク・フードはお腹が空くのでしょう?

ジャンク・フードは大量のでんぷんや糖類を含みます。腸から吸収された糖分で、血液中の糖分は急上昇します。すると「これは一大事!」と膵臓からインスリンというホルモンが大量に出てくるのですが、今度はこのインスリンのおかげで血液中の糖分が急激に体の細胞に移動し減りすぎてしまうのです。これを反応性低血糖と呼びます。

実は、軽い反応性低血糖は人に空腹感を感じさせます。これが、食べてもお腹が空く理由。

ちなみに低血糖とは恐ろしい状態で、中等度以上では手が震えたり、冷や汗が出たり、失神を起こしたりし、さらにひどいと命に関わります。

現在講義している「遺伝子に沿った食事と生活(英語版)」の受講者の30%も、この中等度以上の低血糖症になる人が判明し、その頻度の高さには改めて驚かされます。(もちろん、皆さん、遺伝子に沿った食事にすることで、すぐに低血糖症状は治っていますが)

ともあれ、よく「デザートは別腹」なんて言いますがこれはこうした仕組みから。だからピザやパスタの後にはさらにデザートが入っちゃうんですね。

また、炭水化物は脳の「お腹いっぱいになった!」と感じる満腹中枢を刺激しにくいのです。

身体の仕組みに合った食生活を

もちろん、食べたもの、食べ方、味付け、食べるときの気分、食べた時刻などによって、糖分の吸収速度は大きく変わりますし、インスリンの出方も変わります。

ただ、でんぷん質のもの(ご飯、パン、パスタ、ピザ、麺類など)を食べた後は誰でも、多かれ少なかれこの状況になります。

「食べても、食べても、食べ足りない。それなのに我慢するなんて長続きするわけない!」とその方は話されました。あー私も大学生の頃はいっしょだった!!と苦笑いです。

が、体の仕組みを正しく理解して食べ物を変えると「お腹いっぱい、もう入らない」と感じながら健康になることができるのです。

食べ物・食べ方を工夫しよう

「もうお腹が空いた!」を解消するのは簡単。

でんぷん質のものを大量に食べなければいいだけです。それから、食べ方・食べる順番、時刻などの工夫。少なくともよく噛んでゆっくり食べるだけで随分と変わってきます。

成功するためには誰もが知っている当たり前の正しいことの重要性を認識して、実行することが大切です。

ちなみに、質問者の男性、「ラード」と「バター」をこよなく愛するそうで、両方食べていいことをお話しするととても喜んでおられました(笑)

~医師:松本 明子~

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