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検疫探知犬 多いときは1便に5件の輸入禁止食品を発見

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 海外から日本に入国する人々が行き交う、羽田空港国際線の到着ロビー。ここに、ターンテーブルから受け取った手荷物をひとつずつ嗅ぎながら歩きまわる犬がいる。

「ぼくの仕事は、旅客の手荷物の中から輸入が禁止されている食品(肉製品や果物類)を“におい”で探し出すこと。自慢の鼻で嗅ぎ分けるんだよ!」

 羽田空港でこの重要な役目を担っているのは、ニールとバッキーという2頭のビーグル犬。彼らはアメリカで検疫探知犬の訓練を受け、2012年から任務についている。

「これは! というにおいに気づいたら、その場にお座り。ビンゴだと、ごほうびのオヤツがもらえるのが嬉しいんだよね~」

 多いときは1便に4~5件の輸入禁止食品を見つけることもあるというが、たまには1件も“当たり”がない便も。

「そんなときはオヤツがもらえないから、とりあえず座ってみたりするんだけど、長年コンビを組んでるハンドラーの本田さんにはバレバレなんです(笑い)」

 ニールたちにとっては、輸入禁止食品を見つけるのは、楽しいゲームのようだが、彼らがいるおかげで家畜の伝染病などが日本に入ってくるのを防ぐことができているのである。

「今年は2頭の後輩犬がやってくるらしいから『ニール先輩、すごい!』って思ってもらえるよう、もっと頑張らなくちゃ!」

【プロフィール】
名前:ニール ♂
年齢:6歳
種類:犬(ビーグル)
勤務先:動物検疫所羽田空港支所
職種:検疫探知犬
主な仕事内容: 日本に入国する旅客の手荷物から、輸入が禁止されている肉製品や果物を探すこと。
お給料: 普段食べているエサよりもおいしいオヤツ。
好きなこと: 仕事をすること。首筋をブラッシングしてもらうこと。
嫌いなこと:シャンプー。雨の日の散歩。
現在の悩み:トシのせいか、最近白髮が出はじめたこと…。
将来の夢:現役の間は「仕事に身が入らなくなる」と、ハンドラー以外の人と接する機会が少ないので、引退したらたくさんの人にかわいがってもらいたい。

撮影■山口規子

※女性セブン2016年2月25日号


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