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パリのノートルダム大聖堂の彫刻に隠された悪魔伝説とは?

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ノートルダム大聖堂には毎年1400万人の観光客が訪れます。フランスで最もツーリストが訪れる歴史的名所です。パリの中世の建築物の中でも美しく、訪れるものを惹き付けてやまない絶対的な魅力があるノートルダム大聖堂。しかし、ファサードの彫刻に隠された伝説はあまり知られていません。正面ファサードの悪魔の彫刻は不気味そのもの。ノートルダム寺院の彫刻に隠された悪魔伝説を紹介したいと思います。

パリのノートルダム大聖堂とは?

4世紀頃大聖堂の全身のサンテティエンヌ聖堂が建てられたのがノートルダムのはじまりです。その後、実際にノートルダム大聖堂の改築工事が始められたのが1163年。約170年の歳月を得て、1330年頃にノートルダム大聖堂は完成しました。

ノートルダム大聖堂は中世建築の最高傑作とも言われています。広大な内部はまるで異空間に繋がっているかのように無限を感じるスペース。ノートルダム大聖堂のステンドグラスは心に焼き付くような美しさです。

竜の伝説

右側のファサードには聖マルセルが一匹の竜を踏みつけている彫刻があります。

伝説によると、罪深い女性がパリ近郊に埋葬されたそうです。ある日、その女性のお墓から竜が飛び出しました。この竜は来る日も来る日もパリの人々を恐怖に陥れました。この竜はどのように鎮められたのでしょうか。聖マルセルが杖で竜を叩き、セーヌ川に身を沈めるように命じたのです。竜は自らセーヌ川に落ちていき、その後パリで竜の姿を見ることはなくなったそうです。

悪魔と契約した金具職人見習いの伝説

ノートルダム大聖堂のファサードには美しい木製の扉があります。この扉には繊細で美しい鉄の細工がされています。

伝説では、金具職人見習いヴィスコルネはこの扉に鉄の細工をするように命じられました。しかし、この見習いは由緒あるノートルダム大聖堂の扉にどのような細工をしたら良いのかわかりません。ストレスやプレッシャーで見習いは悩みました。そんなヴィスコルネに悪魔はある契約をもちかけたのです。悪魔が扉に美しい鉄の細工をするかわりに、見習いヴィスコルネは魂を売ること。自信のなかった見習いは悪魔と契約をかわしました。悪魔は一夜で扉に細工をほどこし、ヴィスコルネは発作を起こし翌朝ベッドで亡くなっていたそうです。

最も美しい歴史的名所ノートルダム大聖堂にこんな隠された伝説があるとは驚きです。メディアがなかった時代、ノートルダム大聖堂はパリの中心地であり、民衆を束ね見せしめを行なう場所でもありました。この大聖堂のファサードの彫刻には民衆に向けてのメッセージが込められているのです。ノートルダム大聖堂を紐解いていくと興味深い話に次々と出くわします。大聖堂の見方もまた違ったものになりますね。

[All photos by Nanako Kitagawa]
[PARIS ZIGZAG]
[NORTREDAM DE PARIS]
[地球の歩き方フランス]

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