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名実ともにセレブタウンへと進化を遂げた「二子玉川」

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毒舌で知られるマツコ・デラックスさんに「世界で一番嫌いな街かも」(某番組内での発言)とまで言わしめた、東京都世田谷区の二子玉川(通称ニコタマ)。みなさんのなかにもニコタマと聞くと「ファッション誌『VERY』や『STORY』に出てくるような、上昇志向の強いオシャレなセレブママさんが集う街でしょ。あんまり好きになれないなぁ……」と、憧れとやっかみを含んだ複雑な感情を抱く人も少なくないはずです。
いったい、いつごろからニコタマにはセレブなイメージが定着するようになったのでしょう? 
成城や田園調布に住む人たちが買い物を楽しむ街として発展

もともとは、東京郊外の田舎町だったニコタマに人々が集まり始めたのは、明治時代の終わりごろ。多摩川沿いに「玉川遊園地」なるアミューズメント施設がつくられたのがきっかけです。とはいえ、当時のニコタマはあくまで「庶民の憩いの場」であって、まだまだセレブタウンといった雰囲気はありませんでした。

都会的なイメージがこの街に定着するようになったのは、昭和44年に日本初の郊外型ショッピングセンター「玉川高島屋S.C.」がオープンしたことがきっかけ。高島屋の出店を機に、都内を代表する閑静な住宅地として知られる成城や田園調布から自家用車でショッピングに訪れる人々が増えていき、彼らにけん引される形で、街のイメージも高級&オシャレなものへと徐々に変化していったようです。

つまり、それまでのニコタマは、生粋のオシャレタウンというわけではなく、外から訪れる買い物客にオシャレな富裕層が多い「イメージ先行型のセレブタウン」だったと考えていいでしょう。マツコさんがニコタマを酷評したのも、おそらくは、上辺だけのイメージに憧れる人に嫌悪感を感じたからだと思われます。

【画像1】西口のシンボル的な存在「玉川高島屋S.C.」(写真は本館)。広大な駐車場を備え、百貨店と専門店街が同居する店舗スタイルは、その後の郊外型ショッピングセンターのビジネスモデルともなった(写真撮影:次にくる住みたい街はここだっ!取材班)

【画像1】西口のシンボル的な存在「玉川高島屋S.C.」(写真は本館)。広大な駐車場を備え、百貨店と専門店街が同居する店舗スタイルは、その後の郊外型ショッピングセンターのビジネスモデルともなった(写真撮影:次にくる住みたい街はここだっ!取材班)やっかみを抱く隙すら与えない街へと生まれ変わったニコタマ

しかし最近になって、この図式に変化が生じはじめています。二子玉川駅の東地区では長年にわたり、大規模な再開発工事(東京ドーム約2.4個分)が続けられていましたが、2015年4月にすべての工事が完了。住居練、オフィス棟、ショッピングゾーン、公園などからなる「二子玉川ライズ」がグランドオープンしたことにより、ニコタマはすっかり新しい街へと変貌を遂げることになりました。

二子玉川ライズには、日常の買い物に便利な生鮮食料品店やファストファッション店だけでなく、スペイン王室御用達のグルメストア「マヨルカ」、ニューヨーク発祥のカジュアルレストラン「バビーズ」、スタイリッシュな家電を扱う「二子玉川蔦屋家電」など、オシャレな店舗が目白押し。またシネコンやホテル、スポーツジム、公園などが新たにつくられたことで、住環境や利便性も格段にアップしました。
さらに2015年8月には、楽天本社(従業員数1万人前後)も品川シーサイドから二子玉川ライズ内に完全移転。これを機に、ITビジネス等で成功を収めたヤングファミリー層が、せきを切ったようにこの街に移り住み始めたのです。

ちなみに、ライズ内に建てられた住居練「二子玉川ライズタワー&レジデンス」の中古分譲価格は、2LDKタイプ(65m2)で約1億円。賃貸価格は同タイプで月額約30万円! これを見ても、もはやイメージだけのセレブタウンとはいえないことが分かるはずです。そう、ニコタマは上辺だけではなく、本物のセレブタウンへと、ついに変貌を遂げてしまったというわけです。

【画像2】駅からすぐ近くには多摩川の河川敷が広がっていて、「兵庫島公園」(写真)などが整備されている。田園都市線の後ろにそびえるのがライズのビル群(写真撮影:次にくる住みたい街はここだっ!取材班)
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