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「この世にこんなに愛おしいものがあるのか」 子どもが大の苦手だった私に訪れた急変化

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「この世にこんなに愛おしいものがあるのか」 子どもが大の苦手だった私に訪れた急変化

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人には打ち明けた事はありませんが、妊娠前までは赤ちゃんや子どもが苦手でした。

今思えばとても思いやりのないことなのですが、電車などで騒いでいる子どもを見かけると車両移動をしてしまうほど。

知人の子どもを見て「かわいいね」とは言うものの、内心なんとも思っていませんでした。

かたや夫は大の子ども好き。早く子どもが欲しくてたまらないようでした。

私は自分の仕事が好きで、自由気ままに遊べる今の暮らしを気に入っていたので妊娠に対する気持ちは強くありませんでした。

しかし、そんな私にもコウノトリがやってきました。

痛みに弱い自分が出産に耐えられるのか、何よりお母さんになれるのか…。

最初に妊娠検査薬で陽性が出たときは喜びより先に不安がやってきました。

季節はめぐり、つわりや陣痛を一通り体験し、出産。

覚悟していたように、産後は睡眠不足で髪をふりみだしながら赤ちゃんとの生活がスタートしました。

産後まもなくは自分の体もボロボロで疲労困憊。

赤ちゃんが泣き止み寝てくれると、とりあえずほっとするという毎日。

そんな自分に周りの人は「おめでとう」と優しい言葉をかけてくれ、赤ちゃんを見てとても喜んでくれます。

「そうか、赤ちゃんを産むってみんなから祝福されることなんだ」当たり前ですがそう思ったのを覚えています。

授乳中は母性をつかさどるホルモンが強く分泌されると聞きますが、そのおかげか今まで母性ゼロだった自分にも、赤ちゃんを愛おしい、かわいいと思う気持ちがふつふつとわいて来ました。

かわいくてかわいくて仕方ないのです。

赤ちゃんや子どもが大の苦手だった自分の急激な変化にびっくりです。

この世にこんなに愛おしいものがあるのか、幸せな気分とはこういうものなのか。

出産して第二の人生がスタートしたような気分でした。

赤ちゃんを持たない人生を選択していたら知らなかったことばかり、味わえなかったことがどれほど多かったことでしょう。

今までは興味のなかった赤ちゃんに興味津々で、育児雑誌やベビー服を買いあさったり、児童館に通ったり、楽しく子育てをしています。

いろいろな事情で出産を選択しない方も少なくないと思いますが、私のように「赤ちゃんや子どもが苦手」という方がいたらその人生観も変わることがあることをお伝えしたいです。

著者:バニラ

2015年9月に第一子を出産。30歳です。都内の出版・広告会社でライターをしており、育児休業中です。春に職場復帰を考えています。育児も仕事も楽しみながら頑張りたいです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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