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古民家リノベ[1] 鎌倉の築90年平屋と運命の出会い

古民家リノベ[1]鎌倉の築90年平屋と運命の出会い

リクルートで住宅一筋、10誌以上の住宅誌編集長も経験して、フリーランスとしても住宅関連メイン。取材を通じてさまざまな物件を見る機会にも恵まれ、目も肥えたし、読者にアドバイスできる知恵もつけた。プライベートでは都内にマンションも購入、更にリノベーションもして快適に暮らしていた。それが突然、「鎌倉の古民家」に方向転換することに……。●連載「元編集長の鎌倉古民家リノベ移住」
10誌以上の住宅情報誌の編集長を経験してきた筆者が、都内マンション暮らしから鎌倉の築90年古民家への移住を決意。物件との出会い、リノベーションのパートナー探し、プランの検討、コストダウン方法など実体験に基づくノウハウや失敗談を含めた本音を7回連載でお伝えします。夢は先延ばししない。いつかでなく、いま、海辺に住む!

住宅一筋でキャリアを重ねてきたが、特に最初から住宅業界志望だったわけではない。新卒でリクルートに入社し、たまたま最初の配属先が住宅部門だった。ひとくちに住宅というが、「注文住宅」「リフォーム」「都心マンション」「リゾート」「賃貸」……など分野別でそれぞれに価値観も異なり、発見も多く、日々進化する奥深い世界。探求は尽きず、フリーランスとなった今でも住宅というテーマに関わっており、この出会いは本当にラッキーだった。

【画像1】左:担当した数々の住宅誌のおかげで「住まい」をさまざまな角度から見る機会に恵まれた。編集長初仕事がリゾートの「海辺に住む」だった 右:1999年発行の「長く暮らすための住まいづくり」は使い捨てにしない住宅の価値提案がテーマ。初の古民家取材もあり、現在の選択につながる(写真撮影/長井純子)

【画像1】左:担当した数々の住宅誌のおかげで「住まい」をさまざまな角度から見る機会に恵まれた。編集長初仕事がリゾートの「海辺に住む」だった 右:1999年発行の「長く暮らすための住まいづくり」は使い捨てにしない住宅の価値提案がテーマ。初の古民家取材もあり、現在の選択につながる(写真撮影/長井純子)

仕事を通じてさまざまな家を見てきたものの、社会人になって実際に住んだのは実家と都内に購入したマンションの2カ所だけ。長年住み続けたマンションもさすがに設備の故障が相次ぎ、2年前にライフスタイルに合わせてリノベーション。間取りも全面変更してまさに自分仕様にしていたので、居心地も良く満足していた。海好きなので「いつか海辺に住む」、仕事柄住宅好きなので「いつかこだわりの一戸建て」とは思っていた。でも、仕事が忙しいから都内を離れられないし、女の一人暮らしにはマンションが安心。いつか、いつか、と思いつつ、ずっと先延ばしにしてきた。

【画像2】左:社会人6年目まで住んだ実家は築50年一戸建て。思い出を残しつつ、母が快適に住めるよう6年前にリノベーションした。右:壁は漆喰塗り、床は無塗装と自然素材にこだわってリノベーションした自宅マンション。リノベの楽しさと効果はこの時実感した(写真撮影/長井純子)

【画像2】左:社会人6年目まで住んだ実家は築50年一戸建て。思い出を残しつつ、母が快適に住めるよう6年前にリノベーションした。右:壁は漆喰塗り、床は無塗装と自然素材にこだわってリノベーションした自宅マンション。リノベの楽しさと効果はこの時実感した(写真撮影/長井純子)

そこに2015年の春、人生初の入院と手術。さすがの健康自慢も年齢を自覚し、幸い命に関わる病気でなかったが、人生に残された時間を考えた。やりたいことは沢山ある、結婚のように一人じゃどうにもならないものもあるけれど、出来るものから今やらなくちゃ……。

そこで急浮上したのが「海辺に住む」という夢。一人で一戸建てに住んだっていいじゃない。仕事もフリーランスだから毎日の通勤があるわけではない。いまがそのタイミングなのでは? 退院後、約1カ月自宅療養で外出もままならなかったこともあり、家にこもってインターネットで物件情報を探し続けた。物件探しの大前提は「こだわり」の優先順位を明確にすること

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