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フィンランドのバレンタインは”友情の日”。考えに考えて書いたメッセージ「友情はいつもあたたかい」に込めた思い

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日本ではバレンタインデーといえばとても大きなイベントですが、ところ変わってフィンランドでは2月14日は「友達の日」

恋人うんぬんではなく、友達にカードを送ったり、一言メールをしたり、ちょっとしたプレゼントをあげて友情を確かめ合うという日です。

日本のバレンタインデーほどの盛り上がりはないけれど、それでもお店には赤やピンク、ハートモチーフのお菓子や雑貨などが並びます。

そんな2月14日が目前となったある日、息子を連れていつものように児童館へ行きました。

すると先生から「友達の日」にまつわる工作に誘われました。

ハート型に紙を切って、そこに「友情」について思うことをなんでもいいので記入。

そしてそれを画用紙でできた大きな木の幹に貼って「友情の木」を作ろう!という趣向です。

フィンランド語に不安がある私は、ヒントをもらうべく、すでに貼ってあるものをまずチェック。

「◯◯ちゃんと遊ぶのは楽しい」「友情は日々のパワーの源」など、子どもが書いたもの、親の代筆のもの、色々あって読むのが楽しい!

そして白い壁に黒い幹、ピンクと赤のハートという組み合わせも、いわゆる児童館の飾りっぽさがなく、とても印象的でした。

さて、当時もうすぐ1歳になろうとしていた息子は、年上・年下関係なく、出会った子にはすぐに寄っていって触ろうとしている時期でした。

もちろん悪気はないし、「好奇心や他人への興味が出てきたとして成長ぶりを喜ぶべきよ!」と児童館の先生もアドバイスしてくれました。

そうか、と嬉しく思いながらも、他の子に迷惑をかけやしないかといつも気をつかい、児童館ではどっと疲れていました。

その日もやはり同じくらいの女の子を触ろうとしてびっくりさせ、大泣きさせてしまった息子。

あとどれくらいすると子ども同士楽しく遊んだりするのだろう?

まだまだ一方通行なコミュニケーションしかできない息子が、他の子どもとおしゃべりしたり楽しく遊んだりするなんて想像もつきませんでしたが、いつか息子にも素敵なお友達ができて、友達ってあったかいな、と感じてくれたら・・・。

そんな願いをこめて、そしていつも自分を支えてくれる友人達の顔も思い浮かべながら、カードには「友情はいつもあたたかい」と書き、木に加えてもらいました。

それから毎年2月14日は、あの「友情の木」が頭に浮かび、子育て1年目の奮闘を懐かしく思い出す日になりました。

美味しいチョコもロマンチックなエピソードもないけれど、フィンランドの「友達の日」は私にとって大事な思い出のひとつになっています。

著者:はちたろう

年齢:40歳

子どもの年齢:8歳と5歳

2、3年住んでみようかと夫婦で引っ越したフィンランドが気に入ってしまい、子供も2人産まれて気づけば10年経過。2014年に帰国し、日本とフィンランドの子育て事情の違いを新鮮に受け止める日々。 長男は鉄ちゃん、次男の頭の中は消防士と忍者でいっぱい。方向が違いすぎて休日のお出かけ先チョイスが最近の悩みの種。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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