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ワーキングマザーとして守るべき、職場での最低限のマナー

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こんにちは、学芸会で息子の成長に涙した朝倉A子です。浦島太郎のお芝居は、冒頭の亀をいじめるシーンがカットされていましたよ。「理由:亀役の子がかわいそうだから」大変な時代ですね。

さて表題の件、一部の困ったワーママが、ワーママ全体の印象を悪くしてしまっている…そう感じたことはありませんか。

必死に世の中の誤解や無理解と戦って、それでも誰がほめてくれるわけでもなく、「子供の顔を見ると疲れが吹き飛ぶ」とかいうたわ言を男性連中から聞かされキーッとなりながらもなんとかやっていこうとしている時、「ちょ待てよ!」と言いたくなってしまうようなワーママに出会うと、勘弁してと叫びたくなりますね。

たとえば私の目にした・耳にしたワーママさんたちのお話。

「すいませーん、帰るんで、あとお願いします!」

時短取得中のワーママBさん。

その日の仕事が終わらないと、「ごめんなさい、私もう帰らないといけないんで、あとお願いします!」といきなり残務を人に任せて帰ってしまうそうです。

私はそうやって任されてしまうほうの人(男性)からこの話を聞きました。彼も子供がいるだけあって、働く母親の大変さは理解しています。「でもこれだけはお願いしたい(涙目)」とのこと。

1.せめて事前に言ってほしい

当然ですが振られた方にも自分の業務との調整があります、せめて帰る少し前に、進捗を報告してほしいとのこと。そりゃそうだ。

2.業務量が多すぎるのであれば、上司と相談して配分を変えてほしい

Bさんの場合、ぶん投げ帰宅があまりに多すぎると周囲は感じている模様。育児との両立を考えた時に、今の業務量がそもそも過負荷であるなら、上司と相談して配分を変えてもらってほしいとのこと。

3.周りの感情も汲んでほしい…

Bさんが悪いわけじゃないことは、部署のみんながわかっています。家も遠いし、さぞ大変だろうと気遣っています。けれど、せめてもう少し残されたメンバーに対して気遣う態度を見せてくれたら…というのが周囲の本音の様子。みんな人だもの、不満が募ればそういう部分にも神経を尖らせてしまうよね。

3はさすがに言いづらそうにしていましたが、気持ちはよくわかります…。

私はBさんと同じ部署だったことがあるおかげか、Bさんの態度と周囲のモヤモヤがなんとなく推察されます。Bさんはニコニコほんわかしてとてもいい方ですが「進捗報告なし、終わらないと期限間際に周囲に投げる」という傾向は当時からあったように見受けられます。それがワーママになって自分を正当化しやすくなった分、NGな点が強化されてしまったのではないかなと。

確かに仕事も家庭も子供のことも、全部完璧にこなすのは大変。でも「ワーママは無責任」というイメージがついてしまったら、みんなが働きにくくなってしまう

やはり組織で働く仕事人として、最低限のエチケットは守らないと。気をつけよ…。

子持ちであることを盾に、会社のルールを捻じ曲げちゃった

同じく時短取得中のワーママCさん。

異動によりとある男性の下に就いたのですが、彼女はこの上司が苦手でした。ちなみにその上司さんは言葉がきつく昔気質で難しいタイプとも言えますが、うまくやれる人もいますし人望もあります。しかしCさんとは合わなかった模様。

結果、Cさんは人事部に交渉し、原則不可とされている「時短時間の拡大」をしたのです。

私の会社は、時短取得時間は「2時間/日」→「1時間/日」という縮小はできますが、原則として逆はできません(それが良いのかどうかは置いておいて)。

そこをどう説得したのか、心身のストレスを訴えて短縮をもぎとってきたそうです。ストレスというのも本物なのだと思います。しかし周囲には「あの上司と顔を合わせる時間を少なくしたった」と戦果報告、たぶんこれがいけなかった――。

これを聞いた時は衝撃でした。そういうことをされると、やむにやまれず時短取得している人の印象が悪くなるからやめてほしいなあ、とついまともな感想を書いてしまうくらい衝撃。

フルタイムで働きたいところを、保育園の事情や子供の負担を考え、泣く泣く時短を取得している女性も多いはず。そうやって涙を呑んで時短勤務という選択をしているのに「子持ちのおかげで嫌なことを回避しやすくていいね」と周囲に思われたら、もう気持ちの持っていきどころがないわけです。ただでさえ一部の人からは「子供が風邪なので会社休みます」→「自分は元気なのに休めていいね」と悪意のある解釈をされがちなのに、だ!

残念ながらこういった手厳しい解釈は現実に存在します。意地悪!なんて言っていられません。我々はいろいろな考え方がある世界の中で生きていくことを自ら選んでいるわけですから。

それでも、だからこそ、我を通すために都合よく子持ちであることを利用するのはダメ、ゼッタイ。時短や休暇といった育児中の従業員のための制度は、特権ではなく、会社や周囲の人たちからの恩赦のようなものと受け止めるくらいの気持ちでいたほうがよいと思うわけです。

ワーママとして職場で守りたいマナー

というわけで、いくら苦労の多いワーママといえども、子供を理由に好き勝手していいわけではありません。誰も何も言わないけれど、どこかに軋轢が生まれているかもしれない。そしてそれは、好き勝手した本人ではなく、他のワーママにこそ影響を及ぼす可能性がある…ということで、自戒も含めて、気をつけていきたいよねというのが以下4点です。

1.仕事をさせてくれることを「ありがたい」と思いたい

卑屈になろうと言っているわけではなく、このくらいの姿勢でちょうどいいんじゃないかなと個人的には思います。仕事の多さを嘆くより、「自分に任せてもらえてありがたい」とまず思いたい。そしてその負荷が大きすぎるようなら、周りの人のために早めに「申し訳ありません、無理そうです」と手を挙げたいところです。

2.周囲の厚意を当然と思わないようにしたい

素直に甘えるのは大事です、でもそれを当然と捉えてはいけないと思います。子供がいれば突発的に会社を休んだり早退したりする機会はどうしても発生します。このこと自体を気に病むのはもはや過剰なストレスにしかならないので、無用だと私は思います。ですが、常に周囲に何かしらの負担をかけて働かせてもらっているのだという意識を忘れてはダメだと思うのです。

3.仕事はきちんとしたい

前回も似たようなことを書いた気がしますが…要するに、自分が大変であることにあぐらをかかないようにしよう、ということです。いくら大変だろうと、それはあくまで自分の話であって、仕事をおろそかにしたりマナーを無視したりしていいというわけではありません。やはり仕事はマザーかどうかに関係なく、ひとりのビジネスパーソンとしてきっちり遂行すべきです。

4.常にワーママを代表している意識を持ちたい

一人の振る舞いが、ワーママ全体の印象として受け取られる可能性は非常に高いです。自分だけの都合を考えて、他の人の可能性を狭めるような行為は社会人としてNGですよね。

うーん文字にすると綺麗事に聞こえてしまうなー。でもこれ私が日常でかなり強く感じていることです。見ればわかるとおり、ワーママに限らず、組織で働くうえでは誰にでも当てはまる、ごく当然のマナーばかりです。これから増える一方であろう「仕事もちゃんとしたいワーキングマザー」たちのために、今のワーママたちが特にこういうことに気をつけていかないと、「マザーに働かれると迷惑」と社会が認識してしまうよ。その危機感を持ちたいと思うのです。

子育てと仕事の両方でベストを目指すのは、自分の努力だけではどうにもならないことが多いだけに本当に大変。自分がなんとかやっていくだけでも一苦労なのに、他のワーママのことまで気にしていられるか! という気持ちも正直あります。あるのですが、余裕のある時に少しそのあたりを気にしてみるだけで、ワーママ全体の環境改善に一歩近づくのかなあ、なんて考えたりします。

ではまた次回。

朝倉A子

30代半ば、メーカーに勤務する5歳男児の母。

最近はマーケティングと名のつく部署をうろうろしています。

三度の飯より本が好き。今読んでいるのは塩野七生『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』。

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