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これからも大切にしてゆきたい、外国語に訳せない、和心感じる美しい日本語

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時にその話し手の独自の文化や思想を反映する言語。どんな言語にも、他言語には訳せない言葉というが存在します。

外国語に訳そうと思えばなんとか訳せるけれど、訳してしまうと本来の意味やその言葉が背負う美しい世界観が伝わりきらない日本語。そんな日本語にこそ、奥深くて美しい言葉がたくさんあるのではないでしょうか。

今回は星の数ほど存在する美しい日本語から、日常生活でよく使うものを4つ選んでみました。

ありがとう

「ありがとう」とは言うまでもなく、感謝を表す時に用いられる日本語の挨拶ですよね。世界中の様々な言語に訳される「ありがとう」ですが、例えば英語の “Thank you” と日本語の「ありがとう」の間には、大きな違いがあると言われています。

「ありがとう」を漢字で書くと「有り難う」。“有る” ことが “難い”、つまり「なかなかない、特別なこと」ということです。そんな特別なことに対しての感謝の言葉が「ありがとう」なのです。あたりまえのことをあたりまえと思わず、「ありがとう」と感謝できる心。その心こそが、幸せな人生を歩むためのカギなのではないでしょうか。「ありがとう」は相手にも自分にも幸せを運んでくれる魔法の言葉なのです。

おかげさま

「おかげさまで毎日元気に過ごしています」「おかげさまでだいぶ良くなりました」など、感謝の気持ちを込めて使う「おかげさま」という言葉。

例えば英語だと “Thanks to ~” という表現に訳せないこともありませんが、なかにはしっくりこないことも。それは日本人が使う「おかげさまで」という表現は、何かをしてもらった人や物に対しての感謝だけではなく、その人が何かをしてくれたわけでない時にも使われるためです。

それは古来から日本人が、目に見えない「働き」や「ご縁」を大切にする心を育んできたため。お天道さまのおかげ、ご先祖さまのおかげ・・・と天地自然の恩恵を受けて生きていることへの感謝の意が一言にぎゅっと詰められたのが「おかげさま」なのです。

おつかれさま

毎日のように使っているのに、なかなか外国語に訳せない日本語としてよく挙げられるのが「おつかれさま」。仕事終わりに職場に残っている人に「おつかれさま」、家に帰って来た家族に「おつかれさま」、頑張った人に「おつかれさま」。日常の様々な場面で、この言葉を耳にしますよね。

「 “おつかれさま” と言われると、“疲れていますね” と言われているようで余計に疲れる気がして嫌だ」という意見をよく耳にしますが、筆者もかつてはあまりこの言葉が好きではありませんでした。

ですがある日、日本語を勉強している海外の方に「 “おつかれさま” とは、とても素敵な言葉ですね。他人の働きや努力、苦労に気づき、感謝や労いを伝えることができる言葉。思いやりを大切にする、日本人の優しい心が詰まった美しい日本語ですね」と言われて、なるほどな・・・と感じました。

日々、相手を思いやり包みこむ心の余裕を大切にしたいですね。

いただきます

海外の方に「 “いただきます” ってどういう意味?」と聞かれて説明に困ったことはありませんか?

日本では食事をする際「いただきます」と手を合わせてから食べますが、海外では何も言わずに食べ始めるのが普通。フランス語の「Bon Appétit(ボナペティ)」のように、料理をした人が「召し上がれ!」という気持ちを込めて伝えるフレーズはありますが、日本語の「いただきます」にぴったり相当する言葉は外国語にないと言われています。

食べ物への感謝、料理を作ってくれた人への感謝の気持ちを表す「いただきます」。本当に美しい言葉ですね。

単なるコミュニケーションの道具ではなく、心を伝えることができる言葉。「和心」が詰まった美しい日本語を大切にしてゆきたいですね。

[All photos by Shutterstock.com]

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