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【動画あり】世界中に鳴り響く“終末の音”の謎

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ここ最近、ウクライナの首都キエフやベラルーシ共和国、アメリカのフロリダ州やミシガン州、メリーランド州、北欧はスカンジナビア地方などの世界各国で、下記の動画に見られるような奇妙な「音」を聞く人々が後を絶ちません。
 
キエフ

ベラルーシ


 
今月は筆者の住むアメリカでも、この「音」と同時に振動を感じた多くの人々が、天変地異を恐れて警察に問い合わせる事態となりました。しかし、実際に地震の観測はされなかったとのこと……。

フロリダ

欧米では、キリスト教の新約聖書の『ヨハネの黙示録』内にて「最後の審判が始まる時に大天使ガブリエル達がラッパを吹き鳴らす」と言われる終末神話に基づき、これらの音は『アポカリプティック・サウンド(apocalyptic sounds)=終末の音』と呼ばれています。

この「最後の審判」とは、世界が終わる時にイエス・キリストが再臨し、死者を蘇らせて裁き、永遠の命を与えられる者と地獄に墜ちる者とに分ける判決を意味します。そして、この「最後の審判」の始まりを告げるラッパは7回吹き鳴らされ、1回鳴るごとに地上に天変地異が起きると記されています。

イタリアの観光地として有名なバチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂でもミケランジェロが描いた荘厳な『最後の審判』の天井画を観られるように、終末論はキリスト教社会では一般的な説であるため、クリスチャンである筆者の知人の中には、昨今の大型地震やハリケーンなどを、ラッパの回数として数えている人もいるほど。
また北欧神話では、世界が終末の日を迎えると、ある神の持つホルンの音を合図に神々同士の大きな戦争が起きると伝えられています。

さらにイスラム教でも、世界の終末にアラーの神が審判を下すとされる「審判の日」には、大天使ガブリエルの吹き鳴らすラッパによって死んだ人が皆蘇ると信じられています。復活後にアラーの審判があり、神を信じて徳を積んだ人は安らぎを得られ、反して信仰が足りなかったと判断を下された者は永遠の苦しみを与えられるのだとも。

このように、異なる宗教間で同様の終末論が唱えられていることは興味深い事実ですが、昨今の地球温暖化や世界各地の大規模な自然災害、金融危機、テロや紛争などを見渡した時、日本人の私達が、他国に伝わる終末論を単なる宗教上の産物と片付けるのは危険な気もします。

とは言え、それらの困難な状況に絶望し嘆いていては何も始まりません。この終末論はまた、地球が新たなページをめくるために私達に与えられた、課題であり試練なのではないでしょうか? 愚かな争いをやめ、自然破壊や倫理を超えたテクノロジーに歯止めをかけ、もう1度、人間が地球上の生物の一部であるという謙虚な姿勢で再生するための…….

最後に、そんな現代の困惑した私達へ、過去から希望をなげかけてくれるマルティン・ルター(*)の言葉をご紹介しましょう。

たとえ明日世界が終わりになろうとも、今日私は林檎の樹を植える

*マルティン・ルター: 15世紀のドイツ(当時は神聖ローマ帝国)の神学者、牧師であり、宗教改革の中心人物として活躍。
The Truth Behind The Scenes
(志野デスーザ)


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