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【DNA Diet and Lifestyle】vol.14: 遺伝子組み換え食品、は安全?危険?~その1

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食べ物を食べる=情報を食べる

ヒトは食べたものの遺伝子を、そのまま利用することさえあります。

お米の遺伝子の一種のmRNAはヒトの体内にそのまま残って、ヒトのコレステロールを運ぶタンパク質の働きに影響を及ぼすことがわかっています。[※1]

「食べ物を食べる」ということは、「他の生物の情報を食べる」ということでもあるのです。

ですから、変な遺伝子を食べてしまうと、変な遺伝子が我々の体の中で暗躍するかもしれません。その結果はすぐには目に見えないかもしれませんが、長期的な危険性は否定できないわけです。

遺伝子組み換え技術とは何か?

遺伝子組み換え作物(GMO)は、より人にとって都合のいい作物を簡単に作り出したい、という思いから生まれた作物といえるでしょう。

従来、品種改良という長期間にわたる労働の末、甘い果物や寒さに強い米が生まれてきたわけですが、それは同種あるいは比較的近い品種同士の掛け合わせたものです(米と米、キャベツと白菜など)。

一方、遺伝子組み換えとは、全く関係ない生物の遺伝子をポンと遺伝子に組み込み、あるいは、その生物固有の遺伝子の順序を変え都合のいい生物を作り出す技術です。

薬剤では1980年代後半からこの技術が使われていましたが、食品では1996年、遺伝子組み換え食品が日本でも認可されました。

遺伝子組み換え技術は、夢の技術?

例えば、農水省農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の遺伝子操作研究室で開発に取り組んでいるのは病気を改善させるイネ。大豆の遺伝子を取り入れて、

・コレステロールを下げるイネ

・貧血を改善させるイネ

・杉花粉症緩和米

…などを研究開発しています。[※2]

なんだかお米を食べるだけで病気が治りそうな夢のような技術ですが、残念ながらまだ認可には至っていません。また、一般的に遺伝子組み換えの技術は収穫量を上げ、世界の食糧状況の改善も目指すとされています。

そんな夢のような遺伝子組み換え技術ですが、その技術によって作られた作物は、本当に身体に取り入れて問題ないのでしょうか?

~医師:松本 明子~

脚注

[※1] Cell Res. 2012 Jan; 22(1):107-26

[※2] スギ花粉症緩和米の研究開発

[参考] 遺伝子組み換え食品に関して厚生労働省のQ&A

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