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Album Review: ウィズ・カリファ、6thアルバム『カリファ』から聴こえてくる現代のヒップホップ・シーン最先端の音

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 昨年、映画『ワイルド・スピード スカイミッション』で、撮影中に自動車事故で死去した、故ポール・ウォーカーの映画のシーンを起用して制作されたPVが話題を呼び、12週のNo.1を獲得した「シー・ユー・アゲイン」の大ヒットが記憶にあたらしい、ウィズ・カリファ。

 同曲にヴォーカル・ゲストで参加した、チャーリー・プースのデビュー・アルバム『ナイン・トラック・マインド』が、iTunesチャートで首位を獲得するヒットを記録していることが報じられたばかりだが、「シー・ユー・アゲイン」の大ヒットから初となる、ウィズ・カリファ6枚目のスタジオ・アルバム『カリファ』が、2月5日にリリースされる。

 全トラックを自身で手掛け、プロデューサーには、現在チャートを賑わせている、ドレイク&フューチャーの「ジャンプマン」や、トラヴィス・スコットの「3500」などを手掛けた、メトロ・ブーミンがクレジットされている。ゲストには、そのトラヴィス・スコットやジューシー・J、リコ・ラブ等が参加していて、男気溢れるアルバムに仕上がっている。

 先行シングルは、トラヴィスと組んだ「ベイク・セール」。ビデオのリリースは未だないものの、高視聴回数を記録している。ドレイクの「ホットライン・ブリング」を下敷きにしたような、ずっしり重たいナンバーで、アルバム全体を通しても、腹に響く重量感溢れるナンバーが続く。「シー・ユー・アゲイン」の延長線上でウィズ・カリファを聴くリスナーには、やや方向が違う作品といえるが、現代のヒップホップ・シーンの最先端の音を聴く、という意味では、本作で間違いない。

 カニエ・ウェストの新作『ウェイヴス』のタイトルについて、「パクっている」とツイッター上で非難し、ひと騒動を起こしたばかりだが、どうやら話し合いの末、一件落着となったようだ。このバトルが、カニエにとっても、ウィズ・カリファにとっても、アルバムのプロモーションの一環であったかどうかは定かでないが…どちらにしても、本作『カリファ』は、2016年のラップ・アルバムの代表作に相応しいといえるクオリティだ。怠るべからず!

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『カリファ』
ウィズ・カリファ
2016/2/5 RELEASE
輸入盤、デジタルのみ

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