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【連載:映画で分かる女の本音】~大切な愛を失ったとき、どうやって乗り越えますか?〜『わたしに会うまでの1600キロ』

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失恋に必要なのは時間だと言います。おそらく失恋に限らず愛にまつわる様々な別れに時間は必要で。

自分自身の過去をふり返ってみても、ただ別れを悲しんで時間を過ごすだけでは前には進めなくて、どんなことでもいい、何かに没頭することで、気持ちを他に向けることで、冷静に自分を見つめることができる気がします。

過去に紹介した『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のエリザベスは、恋人の心変わりによる失恋を乗り越えるために5603マイルの旅が必要でした。

元恋人のいる街から自分を遠ざけ、見知らぬ街で暮らすことが彼女の選んだ方法です。

『わたしに会うまでの1600キロ』の主人公もエリザベスと同じく旅に出ますが、旅といってもかなり異なります。

この映画のシェリル(リース・ウィザースプーン)の場合は、最愛の母(ローラ・ダーン)の死がきっかけ。

母の死を受け止めることができず、悲しみを埋めるかのように男と薬に溺れ自暴自棄になり、結果、結婚生活も破綻。

大切なものをすべてなくしたシェリルの人生はまさにどん底です。

でもある日、これではダメだと気づく。亡くなった母が誇りに思っていてくれた頃の自分に戻らなくてはならないと、気づく。

そしてシェリルは1600キロの自然道を歩くパシフィック・クレスト・トレイルに挑戦しますが、自然道といっても決して歩きやすい歩道ではなく、登山に近い過酷な場所ばかりで……。

そんな大自然のなかを、経験もトレーニングもゼロのシェリルは自分の体重ほどありそうな大きなリュックを背負って歩き始めますが、1日目から挫折したくなって、次から次へと困難が行く手に立ちはだかります。

それでも、無謀でも、後悔しても、彼女は歩き続ける。1600キロを3ヵ月かけて歩く、ただそれだけの物語ですが、その途中で彼女は過去の楽しい記憶、悲しい記憶、辛い記憶……と向きあうことで心を整理していきます。

パシフィック・クレスト・トレイルの自然道のあちこちには、旅人が書き込めるノートが設置されていて、そこに書き込むシェリルの言葉がまた素敵。

「新しい靴をはけば幼子も世界に恋をする」フラナリー・オコナーとシェリル・ストレイド

「約束を果たすまで眠れない」ロバート・フロストとシェリル・ストレイド

「勇気が君を拒んだらその上を行け」エミリー・ディキソンとシェリル・ストレイド

シェリル自身のセリフも心に響くものばかりです。

「歩くことで自分を見つめ直すのよ」

「私は過去を受け入れる、後悔はしない、

もし時が戻っても──きっと同じ事をするだろう」

「過ちがあったからこそ今の私がいる」

さらに驚くのは、これが実話であること。シェリルのように1600キロを歩くことは難しくても、実際に乗り越えた女性がいると知ることで、自分もきっと乗り越えられるんじゃないかと思える。

シェリルと一緒に旅する116分は、想像以上に勇気をもらえます。

 

 

 

 

『わたしに会うまでの1600キロ』

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20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

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