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今年こそ花粉症に苦しみたくない! 先手必勝の治療法は?

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次のスギ花粉シーズンが近づいてくるにつれ、憂うつだという人も多いでのはないでしょうか。スギ花粉は九州や関東では1月下旬から、関西では2月上旬から飛び始めます。そんな中で、花粉症の治療は何月ごろから始めればいいのでしょうか?

最近では症状を軽くするために、前もって治療をする方も増えています。今回は早めに始める花粉症の治療について、薬剤師に詳しい話を聞いてきました。

発症前に行う花粉症の治療

花粉症は出てしまうと、くしゃみ、鼻水、目や肌のかゆみ…とあらゆる症状に悩まされ、勉強や仕事も手につきませんし、外出をちゅうちょする人もいるでしょう。事前に手を打っていれば、苦しみは軽減されるはずです。花粉症の予防となる治療にはいろいろな方法があります。

【初期療法】

花粉が飛散する2〜4週間位前から抗アレルギー薬などの服用を始め、症状の悪化を防ぐ

【手術療法】

鼻の粘膜の一部を手術で除去したり、レーザー照射することにより症状を抑える

【減感作療法】

低濃度で少量のアレルゲンを投与し、少しずつ量を増やしていくことによりをアレルゲンへの反応を減少させる治療法

減感作療法、従来は皮下注射による方法だけでしたが、2014年10月からはスギ花粉の舌下免疫療法が保険適応となりました

最新のスギ花粉の「舌下免疫療法」とは?

アレルゲンであるスギ花粉を「スギ花粉エキス舌下液」として、少量を毎日舌下においてアレルゲンに体を慣らし、アレルギー症状を和らげ日常生活への影響を軽減する治療法です。

【対象】

12歳以上のスギ花粉症患者(検査による確定診断必須)

【治療開始時期】

スギ花粉非飛散時期の6月~11月(スギ花粉の飛散時期には、スギ花粉に対して過敏性が高まっているため、治療のための少量のスギ花粉舌下液でも重いアレルギー症状やアナフィラキシーショックが出る可能性があります)。

【投与スケジュール】

初回投与から増量期を2週間で終了した後、一定の用量で3年以上維持期を継続する

1. 初回投与:医師の監督下で行うこと。投与後は副作用やアナフィラキシーショックが起きないか、最低でも30分の観察が必要

2. 増量期:自宅で毎日、決まった用量を舌下。増量に伴う体調変化がないか経過観察

3. 維持期:3年以上の継続が推奨(効果には個人差がある)

「舌下免疫療法」の副作用は?

【舌下液の服用方法と注意】

スギ花粉エキス舌下液を舌下に滴下し、飲み込まずに2分間舌下に保持。その後飲み込み、5分間はうがいや飲食を避ける

・クシャミや咳などで2分間舌下に保持できなかった場合も、その日はそのまま服用完了とする

・2日分以上の舌下液を1日に服用しないこと

・服用する前後2時間は、激しい運動、飲酒、入浴は避ける

・自己判断での服用中止はしない

【軽い副作用】

・口内炎

・喉・耳・目のかゆみ

・頭痛

・クシャミ

など。服用の継続に伴い症状が消失する場合もありますが、気になる症状が続く場合は、早めに医師に相談しましょう。

 

【重大な副作用 】

重大な副作用として、アナフィラキシーショックが起こることがあります。服用後5分〜30分以内に発症、じんましんなどの皮膚症状、激しい腹痛・嘔吐などの消化器症状、ショック症状や呼吸器症状など。アナフィラキシーショックの兆候が見られたら、直ちに救急車を呼んでください。

恵理先生からのアドバイス

日常生活に影響をおよぼすスギ花粉症がある人にとっては、舌下免疫療法は非常に有効な治療法です。興味があれば、最寄りのアレルギー科、耳鼻科などでご相談ください。

(監修:薬剤師 吉澤 恵理)

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